*短編*

□こんなに愛してるのに…
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Haruna side


最近優ちゃんが冷たい…

前まではくっついて離れなかったのに
今はすぐ離れてどっか行ってしまう…



『にゃんにゃん?話があるんだ』

「陽菜も…」


深刻な顔で言ってきた優ちゃん…


陽菜も話したかった
たぶん優ちゃんと同じことだと思う




陽菜の家に招いた

ソファーに座り優ちゃんが口を開いた



『あのさ…「待って!」


だけどそれを陽菜が遮った


「優ちゃん…最近冷たい…
何か陽菜だけ好きみたいじゃん…」

もっと言いたいことあったのに
言葉よりも先に涙がこぼれ落ちた


『陽菜…聞いてくれる…?』

涙を拭いてくれながら優ちゃんは話し出した







陽菜は話し合って解決すると思ってた

だけど優ちゃんの考えは違った



『お互い距離置こう…』


そう言われて数分の沈黙…


『じゃあ…元気でね…』


その沈黙を破ったのは優ちゃんで
もう会えないみたいな言い方をして
優ちゃんは出て行った


それからはお互いに距離を置いた

だけど陽菜はずっと優ちゃんを待ってた




陽菜が卒業する時
優ちゃんが距離を置いた意味を
今になって知った


陽菜がアイドルを続けれるように
優ちゃんは守ってくれた


それを聞いて陽菜は
優ちゃんの愛を感じた
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