*短編*

□君は誰…
1ページ/2ページ

Haruna side


あの事故から1週間…

優ちゃんはまだ眠ったままだった…



ーーーーーーーー

《事故の日》


『陽菜…左手出して?』

「うん?」

左手を出すと優ちゃんは
陽菜の薬指に指輪をはめた

「え…優ちゃん…?」

『へへ//入籍はできないけど…
陽菜とは一生を共にしていきたいから…

陽菜…私のお嫁さんになってください…』



「優ちゃん…っ…」

『泣かないでよ〜…笑』


そのまま抱きしめられ耳元で呟かれた


『陽菜、返事は?』


「うっ…はいっ…」



優ちゃんは微笑みキスをして
陽菜の涙を拭いてくれた



帰りいつもは優ちゃんが
陽菜の家の玄関まで送ってくれるけど
今日は違った…

陽菜の家にぱぱとままが来てるから
マンションの前の交差点まで
送ってもらってそこでばいばいした


優ちゃんにばいばいしながら
信号が青なのを確認し
そのまま歩いた


『陽菜!危ない!!』


なのに車が信号無視で突っ込んできた

ぶつかると思い目をつぶった



ドンっ!

キーーーッ



ブォーン……!


目を開けると横断歩道に居た筈なのに
陽菜は歩道に倒れてた…


かわりに優ちゃんが血を流して
倒れていた…


「優ちゃん!!っ…優ちゃんが!
助けてっ!優ちゃんがっ…!死んじゃうっ!!」



陽菜はパニックになり叫ぶことしかできなかった


近所の人が救急車を呼んでくれて
優ちゃんが運ばれた…


ーーーーーーーー
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ