*短編*
□君は誰…
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Haruna side
あの事故から1週間…
優ちゃんはまだ眠ったままだった…
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《事故の日》
『陽菜…左手出して?』
「うん?」
左手を出すと優ちゃんは
陽菜の薬指に指輪をはめた
「え…優ちゃん…?」
『へへ//入籍はできないけど…
陽菜とは一生を共にしていきたいから…
陽菜…私のお嫁さんになってください…』
「優ちゃん…っ…」
『泣かないでよ〜…笑』
そのまま抱きしめられ耳元で呟かれた
『陽菜、返事は?』
「うっ…はいっ…」
優ちゃんは微笑みキスをして
陽菜の涙を拭いてくれた
帰りいつもは優ちゃんが
陽菜の家の玄関まで送ってくれるけど
今日は違った…
陽菜の家にぱぱとままが来てるから
マンションの前の交差点まで
送ってもらってそこでばいばいした
優ちゃんにばいばいしながら
信号が青なのを確認し
そのまま歩いた
『陽菜!危ない!!』
なのに車が信号無視で突っ込んできた
ぶつかると思い目をつぶった
ドンっ!
キーーーッ
ブォーン……!
目を開けると横断歩道に居た筈なのに
陽菜は歩道に倒れてた…
かわりに優ちゃんが血を流して
倒れていた…
「優ちゃん!!っ…優ちゃんが!
助けてっ!優ちゃんがっ…!死んじゃうっ!!」
陽菜はパニックになり叫ぶことしかできなかった
近所の人が救急車を呼んでくれて
優ちゃんが運ばれた…
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