*短編*

□こんなに愛してるのに…
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Yuko side


話そうとしたら陽菜が遮った



『優ちゃん…最近冷たい…
何か陽菜だけ好きみたいじゃん…』


話しながら陽菜は泣いていた



陽菜を安心させるように
頬を撫でながら話した




「今でも陽菜のこと好きだよ…?

だけど…
陽菜の愛が…

重たいんだ…」


『重たいって…?

陽菜は…
優子を…
愛してるだけなのに…』


「だから……それが重たい…」


『じゃあ…どうすればいいの…?』


「距離置こう…
お互い距離おいてみて考えよう…」



これ以上一緒にいると
自分まで距離置けなくなるような気がした

だから泣いてる陽菜を
慰めず出て行った




しょうがないんだよ陽菜…

私だって陽菜と離れたくないんだ…

だけど知られてしまったから…

陽菜にはまだ卒業して欲しくないから…

だからさ…

それまで我慢してね?
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