BRAVE10
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その日は何か...
胸騒ぎがした。
「お客様?」
シホの言葉に佐助は頷いた。
佐「出雲の巫女...あと伊賀者...」
巫女と伊賀者とはなかなか変わった二人組だ。
伊賀者...伊賀の忍者を佐助嫌っていた。
と、その時。
「お願いします!!私にはもう居場所がないんです!!っ」
涙ぐんだ女の子の声がした。
出雲からきた巫女だろうか、、
シホは思わず走り出した。
佐助は止めなかった。
いや、、とめられなかった。
タタタッ。
シホが幸村の元に来た時。すでに話は終わっていた、、
「幸兄様っ!あの子は?!
あの子はどうなるの?!」
シホの声は震えていた。
うつむく六郎、、
幸村は小さく首を振った。
、、、、ポタリ。
雫が畳に落ちる。
「そっか、、わかった、、」
シホはそっと部屋をでていった。
六「すみませんシホ、、」
六郎は小さく呟いた。