■転生したらNARUTOの世界だった
□リンゴ
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「なんで、ここんちはこんなに果物が出てくるんだ」
シャクっと瑞々しい音を立てながら梨を食べる俺たちを見つめるサスケ
さわやかな甘みが口の中に広がる
「琥太郎が果物好きだからだってばよ」
「え、俺だけ?お前ら嫌いなの?」
「……甘いものは、あんまり」
「俺はフツーに好きだってば!まっラーメンには劣るけど」
にししっと笑うナルト
お前は一楽の回し者か?
あれだろ、レビューとかに星五つつけて回ってんだろ
サクラかよ
「ラーメン美味いけど、塩分すごいから汁全部は飲むなよ」
「やだね!あれが美味いんだってばよ」
「お前のメシだけカリウムまみれにしてやろうか」
塩分過多のやつにはカリウムがいい。
まあ俺と一緒に居て果物食いまくってるから自然にカリウムはすげーとってるけど
ナルトが戦いの最中じゃなくて心臓病とかの生活習慣病で死んだらしょっぱすぎる
逆に俺は果糖の過剰摂取かな…
いや、動いてるし……大丈夫、だよな?
サスケは好き嫌いありすぎだし、もうこいつはなんかわけわからんレベル
こいつの好き嫌いはアレルギーとかそういうんじゃないって確認済みなんで、ご飯はサスケの嫌いなもんがあろうとバンバン出してます
郷に入っては郷に従え!俺がルールだ!!
サスケはとっても物分かりのいい子だから、俺がにーっこりしてたら出したものはちゃんと食べてくれるようになった
ボディーにワンパン入れたのが効いたかな?
あくまで教育的指導ですので。
俺のことはリヴァイ兵長とでも呼んでくれ
鬼と呼ぶならそれでもいいさ!俺は鬼ですとも!
嫌嫌ながらそれを食べることでちょっとずつ苦手なものが減ってきてるのもホントだしね
食わず嫌いも多かったし、ただわがままなだけかも
ただ、外食なんかじゃ食べられないものも多い
俺の料理なら食えても、店のは無理やり食って戻しちゃったりする
そこまでしなくていいと言ってからは無理そうなものは途中でやめて、帰ってから俺が晩飯作ってやったりしている
俺が作ったら大丈夫ってなんか不思議だね。
もう俺と結婚する?サクラに殺されそうだけど
俺の作ったものでも、ホントにキツそうなときは最低一口食べたらオッケーにしてる
んで、残りは俺が食います
残すわけがなかろーが!!!
食生活を支える主婦、琥太郎くんの奮闘は今日も続きます
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