■転生したらNARUTOの世界だった

□フリージア
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「____して、体の方はどうじゃ?」



「ぼちぼち、ですかね。全快とはとても言えないですけど、普通の任務くらいなら問題ないかと」



「ようやく安心じゃ。後遺症も残らんとは、お主の生命力には驚かされるわい」



「勘を取り戻すのには時間がかかりそうですが」



「時期に元に戻るじゃろうて。暗部への顔見せはいつ頃できそうかの」



「来週には。…あの、火影様」



にこにこと柔和な笑みを浮かべる三代目は優しいが食えない男だ


なんというか、頑固なところも兼ね備えていて時折俺にも予想していなかったことを言い出したりする



それに、強引なときはもうどうやっても押し切ることができないことがある





「あの、俺は…普通の暗部ではいけないのですか?俺、人の上に立つのってあんまり…」



「前もそう言って副の座なんてものを無理やり作ったではないか。
琥太郎、お主が選べるのは副隊長か総隊長のどちらかのみじゃ」



「どうしてその二択なんですか…。それに、ぽっと出の俺が初めから副隊長だなんて、絶対に反感を買います」



今の時点でめんどうなことに巻き込まれることが容易に予想できる


俺がなによりも面倒事を嫌うことを知っているくせに火影は楽しそうに笑うばかり


くっそこのじじい…!腹ん中真っ黒だろ絶対!
かっさばいて見てやろうか!!



「お主ならば問題はなかろうて。しっかり頼むぞ」




「………御意」



「手を出されても、殺さぬ程度で済ませるようにな」



「…はあ」



気のない返事も気にせず火影はまた朗らかに笑った





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