Everlastingly

□nO.3
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「(今の怖がった様な顔はなんだろう…
あんなに笑っていたのに)」




隆二は入ってきた客に目を向けた





普通のサラリーマン風な
パッと見で言うと40代くらい


初めて隆二が来た日にも
居た気がする




気にはなったが、まだそこまで
踏み込む勇気はなかった



入ってきた男性客には70代くらいの
お婆ちゃんが注文を聞いていた





心は普通の顔に戻っていた
そしてまたさっきの様に話し出す




「住んでるとこはこの付近なんですか?」



「この付近に住んでるよー
心ちゃんは?この辺?」




そう隆二に聞かれると心は
周りを見て小さな声で
じゃあ近いですね、私はカフェから七分くらいの場所に住んでます


と答えた


心は隆二のカップに目をやり
立ち上がって隆二の空いたカップを持つと
厨房に向かって行った




通路を歩く途中にカウンター席にいるさっき
入店して来た男に

いらっしゃいませ

と声をかけて小走りで厨房に入った
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