学校のカイダン
□☆第4話☆ 前編
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〜彗の家〜
ツバメ「結愛さん〜!雫井さん〜!」
結愛「どぅしたの?」
彗「朝からなんなんだ〜!大声だして迷惑な女だな〜!」
ツバメ「特サ枠がなくなるんです…」
彗「だから、どうした?プラチナの連中から逃れられるんだから良いじゃないか。」
ツバメ「そんなわけ…」
結愛「何があったの?」
ツバメ「実は、私たち特サも、プラチナの人たちと変わらないんじゃないかって話しになって…だったら、プラチナの人たちが使ってるところを私たちが使おうってことになって…そしたら、須藤くんたちが自分の親に特サをなくした方が良いって言ったらしくって…」
彗「バカか?親の名を使うのと親を使うのとは訳が違う。子供がピンチの時に駆けつけるいわゆる[ヘリコプターペアレント]だな。」
ツバメ「どういう意味ですか?」
彗「バーカ!そんなことも分からないのか?」
結愛「いい加減にしなさい。ツバメちゃんに本当に手加減ないんだから。つまり、須藤くんたちが親にお願いしたわけじゃないってこと…」
ツバメ「じゃあ、誰なんですか…」
結愛「親が勝手に動いているのよ。子供を見下して、自分がいなきゃ何も出来ないと勘違いしているバカな親なのよ。」
ツバメ「酷い…可哀想…」
彗「特サをなくしたくないんだったら、プラチナの連中を味方につけるんだな。」