Sei sempre nei miei pensieri e.
□第4章 ボンゴレ十代目の葛藤と日常
1ページ/2ページ
翌朝
「まぶし…」
昨日カーテンを閉め忘れたのか、朝日が容赦なく照りつける。
隣で寝ている愛しい恋人はといえば、頭まで布団をすっぽり被り、起きる気配すらない。
「どうせ、隼人は動けないだろうな…」
周りに敵が潜んでない事を確認して、獄寺を起こさぬようベッドから抜け出る。
長年の癖とはいえ、ボスになりたくないと願うのに、超直感やら戦闘技術に観察力。身に付けたくないものばかり磨かれていく。
誘拐や殺人未遂、そんなものに巻き込まれることなく、平和に暮らしたい。
それだけだというのに。
「俺は…そんな重たいモン背負えない」
ボスの重み
ボンゴレの重み
人の上に立つ重責
けれど、逃れられないと超直感が告げる。
〈わかってる…〉
〈だから、だから、もう少しだけ平和なぬるま湯に浸からせてくれ〉
拳を握り締める。
獄寺が起きてきたら、いつも通り笑えるようにと。