Infinite∞Cosmos
□Quest∞01:Second
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<Yuzu・Vienna Side>
ユズ「ただいま〜」
モカ「おかですユズ!」
アリス「お疲れ様〜お先にご飯?お風呂?それともわ・た・し?」
カリン「ちょっと待てアーちゃんなんだそれ」
リア「アーちゃんはいつからユズの嫁に…?」
マコ「ユズたんひどい!私とは遊びだったのね!!」
リア「そしてSyu・Ra・Ba突入☆」
カリン「頼むからやめてくれ!てかリアそんなキャラだっけ!?」
ナノ「ユズ〜!うち全部終わらせたよ〜!褒めて褒めて!」
ユズ「なにこの帰ってきてからのカオス!?アーちゃんごはんで!」
アリス「わかったわ、ユズったら私のことはどうでもいいのね…」
マコ「なんて罪なお方なのユズたん…」
モカ「そして悪化するSyu・Ra・Ba☆だった…」
ナノ「いい感じにナレーション付けたね」
なんで最後だけマジレスなの…とカリンちゃんが言葉を付け加える。
家に帰るといっつもこんな感じ。
こんなカオスな会話がうちらの日常。
そしてみんなでわいわいしゃべりながらお互いに今日あったことを共有する。
もちろんクエストの結果や報酬の確認なんかもしてるよ。
…今日は珍しくアーちゃんがボケたからこんな感じになっちゃったけど。
まあ、そんな日もあるよ。
…いつもだけど。
ユズ「あれ?そういえばレノンは?」
マコ「そういえば帰ってから見てないね」
ナノ「まあまた出るって言ってたし、もうどこか行ったんじゃない?」
モカ「連絡ないのもよくあることだし…今朝とか」
カリン「おなかすいたら帰ってくるだろ」
アリス「ユズごはんできたよ〜」
ユズ「それもそうだよね!アーちゃんありがと!」
リア「…レノンの離し飼いされてる犬感」
リアちゃんの一言にみんな吹き出す。
レノンなら確かにそんな感じある…。
まあ戻ってくるだけましだけどね…。
ってことはレノンはもう出かけてまだ戻ってきてないってことになるんだよね。
一応今日の予定ではそう言ってた訳だし。
なんの用かは知らないけどそのうち帰ってくるよ。
何もなかったかのように腹減ったーーっ!ってね?
というわけでうちも晩御飯いただきます!
今日のご飯はオムライス!
アーちゃんのオムライスは卵のふわトロ感がたまらないんだよね!
中のケチャップライスも濃くなく薄くなくでいい感じの味付けだし!
…さすがうちらのおかあさんって感じだよね!
なぜかうちもオカンで母二人いるけど。
とにかくほんとにおいしいんだよ!
モカ「そういえばさユズ。昨日の人、誰だったの?」
ユズ「昨日?」
マコ「あ、それ私も気になってた!」
ナノ「そーよユズ!あのイケメン誰だったの!?」
昨日のイケメン。
それは昨日イナズマイレブンの人と会った時の話なんだろうけど。
…正直なところ。
ユズ「…それが…私にもさっぱりなんだよね」
ナノ「えー!!なにそれ!!」
カリン「向こうは完全にユズのこと知ってたみたいだけどな」
リア「…まあ、ユズが知らないのは無理もない」
アリス「え?それってどういうこと?」
カリン「そういえばアーちゃんたちは知らないのか」
ユズ「うち小さい頃の記憶がないんだ〜」
ナノアリマコモカ「「「「……えっ!!?」」」」
そう。
うちには小さい頃の記憶がない。
覚えてるのは妹がいたことくらいかな。
その妹の顔ですらもうほぼ記憶がないんだけど。
あ、もちろん思い出してることもあるよ?
仲のいい幼馴染がいるとか。
…それくらいだけど。
リア「そっか、最初からいるメンバーしか知らないんだっけ」
カリン「話す機会なかったしなー」
マコ「てことはレノさんは…」
ユズ「もちろん知ってるよ。というか、一番最初に喋ったのレノンだし」
アリス「えー。なんか意外ね、レノン」
ナノ「でもおふざけに見えてレノンは面倒見すごくいいから!」
リア「というか一番最初のメンバーだからなあ…レノンとユズ」
モカ「え!?そうなの!?」
マコ「ちょっとそこ詳しく聞きたいです!」
ユズ「じゃあちょっと昔話でもする?」
リア「題:ギルド”インフィニットコスモス”ができるまで」
アリス「お、それっぽい」
ナノ「じゃあ最初はやっぱユズの話?」
ユズ「そうね、うちとレノンが出会った時の話でもしよっか」
うちには記憶がない。
けれど、それもいつか思い出せる。
そう思って私は今まで過ごしてきた。
だから全然暗い話でも何でもないんだよ!
そりゃあ…まあ思い出したいとは思うけど。
それも含めて、今から話すのはギルド結成の話。
最初はうち、ユズとレノンが出会うことから始まるんだ。