箱喰戦聞

□【双六】ト言フ名ノ悪夢
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帝都の一角に佇む喫茶【飛燕館】
今宵も悪夢に苛まれる者が迷い込んで来るであろう…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カランカラン…

「あら?お客さんね?いらっしゃいませ。
本日は何を如何なさいますか?」

ノゾミが客に声をかける。
この時間帯に来る客の目当ては勿論…

「ここに蛭孤という奴はいないか?
アタシはソイツにある事を【託し】たいんだが…」

「【託す】ですか…よく分かりませんが…
とりあえず蛭孤を呼びましょう。
…蛭孤。」

「……ん?どうしたんだい?ノゾミさん?」ムニャムニャ

「このお客さんが貴方に用があるみたいよ。
何か託したいとか仰れているけど…」

「ああ、分かった。
……失礼したね。僕は蛭孤という者だ。以後お見知り置きを。
…で、君の名前と用件は?」

「アタシは【我羅(ガラ)馬姐紗(バネッサ)】だ。
こちらこそ宜しく頼むよ。
で、アタシの用件なんだが…
実はここんとこ【双六】の夢を見続けている訳なんだよ」

夢の内容を蛭孤に話すバネッサ
それを聞いたギンジロウは…

「双六か…なんとなく察しはついた」

呟いた
その呟きを聞いたバネッサは
ギンジロウに向かって問い掛ける
どういう事か…と
それに対し、ギンジロウは

「いやな、双六には成長の過程とか教訓を追ったものがよくあるからさ
もしかしたらお前さんの悪夢もその類いか何かじゃないのかーってな」

加筆予定
 

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