東方創造魔伝

□第一話
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ふと、目が覚めると周りは白一色の空間だった。

「ここは?」

よく目を向けると、其処にはよく漫画とかで見る神様みたいな老人がいた。

「あんたは?」

話しかけると老人は立ち上がり此方に歩いてきた。

老人「儂はな・・・神様じゃ!!」

あ、なんか集中線とバァァンとかの文字が見えてきそうだ。

「じゃあ神様みたいな御老人。」


神様「神様じゃ」

まあいいか、それよりも

「それよりも此処は?俺、確かバイク乗ってて前の車が捨ててきたバナナの皮踏んで、バランス崩してそのまま崖下へGO!って感じのマリカもビックリな死に方した記憶があるんだが?」

そう、俺はそんな馬鹿みたいな死に方をさしている。

神様「なんじゃ、そんなに詳しく覚えておったのか。なら、話が早いの」

神様「おぬし、東方の世界に転生させてやろう。転生する前に三つ願いを叶えてやろう。」

「なぁ・・・」

神様「な、なんじゃ?もう決まったのか?」

「いや、なんでそんなに気前がいいんだ?」

神様「な、なななな何の事かの?

「まぁどうでもいいや」へ?」

凄い間の抜けた顔をする神様。

「願いは、八雲紫に匹敵できる能力。戦闘の才能、そして、鬼にしてくれ」

神様「随分豪華じゃのう。」

「まぁ、神のミスで死んでんだからそれくらいの我が儘通してくれよ。あ、やっぱり吸血鬼で。」

神様「おぬし、まさか!?」

「覚とかじゃねぇよ。ただのかまかけだよ。」

神様「そうか、そろそろ時間じゃ。」

「そうか、まぁ頑張るかな」

俺は踵を返す。すると先程まで何もなかった白一面の空間に大きな扉があった。

「じゃあな」

神様「ああ、達者でな凛人・スカーレットよ」






扉を潜るとそこは見慣れない屋敷の中だった。

凛人「此処は?」

何かデジャヴを感じるな。

凛人「まさかスカーレットの屋敷だったりしてな」

俺はそんか馬鹿なーみたいな笑い声を上げる

隣をスルーする妖精メイドなんか見えない。そう。見えないんだ!

???「誰ですか!?侵入者!?」

振り替えると其処には見たことがあるメイドさんがいた。
こうなったら

凛人「フハハハハハ!!見つかってしまっては仕方がない。お前を倒してこの館の主の元へ案内してもらおうか!!」

メイド「くっ」

メイドさんが戦闘態勢に入る
まずは自分のスペックの確認だ。
メニュー
→ステータス
→スキル
→スペルカード

まずはステータスの確認だ

名前→凛人・スカーレット・河野
性別→男
種族→吸血鬼(真祖)
妖力→8,400万

え?これだけ?これだけしか確認出来ないの?てか、これ俺の自己紹介文じゃね?
次はスキルか。

常)空間を操る程度の能力
常)対能力無効化
任)絶対王政
任)創造する程度の能力
任)集中過剰
任)言霊
任)拷問城の食人影

スキル多っ!?
てか、スキルの説明ねぇ!?
何?自分で確かめろと!?

次はスペカか・・・幻想卿だと必要不可欠だからな






え?空白?
スペカ使えないの?それとも決まってない!?
しょうがない。スキルと吸血鬼の能力だけで紅魔勢を下す!
幸い初戦は十六夜咲夜。スキル確認した時に常)対能力無効化を確認している。恐らく十六夜のザ・ワールドは無効化できるのであろう。

咲夜「能力を使って時間を止めたわ。本来なら捕縛なのでしょうけど貴方からは危険な感じがするし、ここで仕留める!」

十六夜は能力を行使しているのであろう。普通に俺には違和感が無いから、ザ・ワールドは俺には効かないのであろう。
十六夜の投げたナイフを難なく回避。

咲夜「なっ!?」

驚いてるって事は効いてないって事は確定か。ザ・ワールドが効かないって事は間接系は大体が無効って所か

凛人「フハハハ!!この魔王の俺にはお前のザ・ワールドは効かんわ!!」

咲夜「ザ・ワールドが何かは知りませんが厄介な侵入者ですね。ならば接近戦で・・・って動けない!?」

残念だが先程十六夜が驚いてる間にスキル任)拷問城の食人影を発動させてもらった。
拷問城の食人影とは、PCゲーム″dias irae″の人気キャラの能力で主に相手の動きを止める。
一見っての地味だが、止まってる間はやりたい放題なのである。

凛人「ククク。さて、パット長の噂は本当なのか確かめさせていただこうかww」

手をワキワキして近寄る俺。まぁ実際にはしないが、だってタイプじゃないし。
え?何がしたいかって?精神攻撃だよ、

咲夜「いや・・・」

おーおー、コウカテキメンだな
これで折れて案内してくれたら楽なのになぁ

???「待ちなさい!」

後一歩との距離に近づいたときに背後から声が聞こえた。

咲夜「お嬢様!!」

なんと!?
振り向くと確かに紅魔館の主、レミリア・スカーレットだった。

凛人「でたな幻想卿ロリコンキラー(姉)!!」

レミリア「何よその良く解らないあだ名は!?それよりもよくも私のメイドを泣かせてくれたわね!」

あれ?ホントだ。若干涙目だ(´Д`)

違がくね?恐らくレミリアのその発言に感動しただけじゃね?

咲夜「お嬢様・・・」

凛人「ふぅ・・・泣かせるつもりはなかったんだけどな。」

なんか十六夜が目見開いてこっち見てるんだが・・・そんなに驚かなくたっても・・・

レミリア「貴方にその意志が無くても現実は非道よ。」

レミリアは爪を伸ばし臨戦態勢に入る。
戦闘は避けられないか・・・

凛人「ロリコン紳士としては幼女に手を出したくはないんだがな」

レミリア「大丈夫よ。見た目がこんなナリでも大人よ」

急に接近からの爪の振り落としを手首を掴んで止める。
任)集中過剰を発動させていただきました。
集中過剰とは虫達が戦う漫画の主人公がなっている能力だ。殺られる前に殺るしかないの人。

レミリア「へえ、やるわね」

凛人「まあ、普通の生物が受けたら爪が当たろうが当たらなかろうが粉砕するだろうね・・・けど」

そして、そのままレミリアを投げる

凛人「同族にはナンセンスだ」

レミリア「同族が一体何の様なのよ」

凛人「話そうにもそっちが聞く耳持たなかったんだろう?」

十六夜とレミリアはうっとかいっている

凛人「それに俺の用事は多分話し合いが必要だろう。ここは場所を変えて話さないか?」

レミリア「解ったわ。咲夜、コイツを応接室に案内しなさい。」

咲夜「わかりました」

ちなみに拷問城の食人影はレミリア戦の前に解除している。

咲夜「こちらへ」

十六夜は先に歩いていく

さて、正直OKされるかね・・・



応接室

応接室には紅魔館の主要勢力が揃っていた。

凛人「ふむ。揃ったみたいだね」

レミリア「で、話しとは?」

レミリアが一言放った後、紅茶を一口口に含む。

凛人「単刀直入に言おう。レミリア・スカーレットを嫁にしにきた」

盛大に紅茶を吹き出すレミリア

紅魔勢「ええええええええ!?」

凛人「何を驚く?」

俺は紅茶を一口飲む

レミリア「な、な、な、何を言い出すよの!?」

パチェ「確かに唐突すぎて訳けが解らないわ」

美鈴「お嬢様が結婚・・・おめでとうこわざいますお嬢様!!」

咲夜「あんたは黙ってなさい」

各々の反応をしめす

凛人「結婚の申し込みに何をそんなに躊躇う?」

レミリア「な、何で私なのよ!?」

レミリアが顔を真っ赤に染めてたずねてくる

凛人「そんなのヒトメボレだよ。」

レミリア「私は吸血鬼よ?」
凛人「俺も同族だが?」
レミリア「そもそもあんた何者よ?」

はっ!?そういえば自己紹介がまだでした

凛人「俺は凛人・S・河野。吸血鬼兼レミリアとの婚約候補」

レミリア「・・・私には婚約者が」

凛人「別れてくだしい」

パチェ「それは出来ないのよ」

パチュリーが若干暗めに云う

レミリア「そうなのよ。その婚約者は父が認めた同族・・・エンブリオ・カーター」

凛人「でも・・・」

俺は最高の手札を切る

この部屋にいる全員が此方に目を向ける。・・・勝った





凛人「君、レミリア・スカーレットは」




凛人「父、アルスター・スカーレットを」





凛人「憎んでいるんだろう?」

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