文学少女と不良少年


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主人公設定
主人公設定です。

坊っちゃん
「しまいに話をかえて君俳句をやりますかと来たから、こいつは大変だと思って、俳句はやりません、さようならと、そこそこに帰って来た。発句は芭蕉か髪結床の親方のやるもんだ。数学の先生が朝顔やに鶴瓶をとられて堪るものか。」
「帰ってうんうんと考え込んだ。世間にはずいぶん気の知れない男がいる。」
夏目漱石『坊っちゃん』より


どこかしらに文学作品の引用を載っけたいなと思ってます。

小百合さく
「小百合さく小草がなかに君待てば野末にほひて虹あらはる」(『みだれ髪』与謝野晶子)


今回の話あたりから距離を縮めようと思って。早々に与謝野晶子登場させちゃいました。

潮騒
「みんなが中食をとっているところへ、ほどよい刻限をわきまえた馴染みの異性が、岩かげから姿を現わした。
海女たちはわざと悲鳴をあげ、弁当の竹の皮をかたわらに置いて、乳を押えた。実は一向おどろおいてはいなかった。闖入者は季節ごとに島へやってくる年老いた行商で、その老齢をからかって、わざと羞かしがってみせるのである」(三島由紀夫『潮騒』)

普段は最終話を考えて書くのですが、今回思いつかず成り行きで書いてます…

女生徒
2016年お世話になりました。来年もお願いしますね。

神保町に出かける話です。

「きのう縫い上げた新しい下着を着る。胸のところに、小さい白い薔薇の花を刺繍して置いた。上衣を着ちゃうと、この刺繍見えなくなる。誰にもわからない。得意である。」 (『女生徒』太宰治)

大蒜
「ある日の正午の休憩時間であった。冬の寒さにめげず、運動場には活気が漲っていた。蹴球に使われる、円いボールや歪んだボールが次ぎ次ぎに蹴り上げられた。そして生徒達は、運動場にはびこっているゴムマリの野球の陣を縫いながら争ってそれを取ろうと犇めいていた。また一方には鉄弾を投げている一群があった。」(『大蒜』梶井基次郎)


Web拍手でのコメント、本当にありがとうございます!!

痴人の愛
引用部分が長いので、あとがきにて載せます。
ちなみに谷崎潤一郎の『痴人の愛』です。

やんちゃーずと仲良くなりたい!

佐々木の場合
「要はやはり御会いするのはよそうと決心したと書いてあった。自分は今は尼のような気持ちでいる。お嬢様は未だ御縁がなく淋しい御心で居られる時に何事がなくても貴方と御会いする様な事は心にとがめる。(省略)そして手紙の追白にどうか電話は今後掛けて下さらないようにと書いてあった。相変わらずの弱虫だと思った」(『佐々木の場合』志賀直哉)

蛍のお見舞
ほぼ与謝野晶子の『蛍のお見舞』から引用。あとがきに載せておきます。

ここまで読んで下さっている方は分かっていると思いますが、ここで与謝野晶子を出したということは…

文ちゃんの街歩き
何も考えずに相変わらず書いてます。そろそろゴールを決めないと…



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