村長の本
□俺はデンジ、ニートなどではない!
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目が覚めた。いや、現状を理解したが正しいだろう。
俺は幼い体を持ち上げて周りを見渡した。
周りには俺と同じぐらいの子供達が遊んでいる。それを見 ると俺はため息をつく。
「……やっぱり、夢じゃねぇんだわ」
発した声はいい声優のような声をしている。
そんな風に哀愁漂っていると赤いモジャモジャが歩いてきた。
そのモジャモジャは俺を見ると
「大丈夫かよ?デンジ」
背中にヒーローごっこをしていたため赤いマントを羽織ってやってきた少年は俺のことを 【デンジ】と言った。
はは、決定打来ちゃったんだわ。そう思いながら心配して る少年へ
「別に大したことないんだわ。平気だぜオーバ」
俺は二度目のため息をついた。