my princess 2

□姫と王子の新生活
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AL「なぁ、荷物多すぎじゃね?」


『おっ、女の子なんてみんなこんなもんだよ』


今日は亜嵐の家にお引っ越し。

と、言っても亜嵐は夜までみっちりお仕事だったので、まゆこがひとりで荷ほどきしてたんだけど...

全く終わらず。


AL「だってさ、これとかいつ使うの?」


亜嵐が手に取ったのは、ミッキーの耳のカチューシャ。


『思い出なの!』


段ボールには他にもぎっしりディズニーやUSJで買ったカチューシャや帽子たちが。


AL「あ、これとか可愛いじゃん!はい、つけて」


亜嵐がつけてきたのは、ミニーちゃんのハロウィン仕様のカチューシャ。


AL「うわ、ヤバいこれ!こういうプレイもあり...イテッ!」


『バカ』


AL「いいじゃん〜。男のロマン!」


『亜嵐のロマンでしょ。てかどいて』


AL「ごめんなさい」


『あ、お腹減ってる?』


AL「うん!」


『じゃあ今温める』


AL「え、マジで?何か作ってくれたの?」


『当たり前でしょ。ダーリンがお仕事してるんだからご飯くらい作らないとね』


AL「ほんとイイ女になって...」


『何泣きそうになってんの 笑』


AL「だって出会ったときはさ、まだ子どもだったじゃん!俺もだけど。

まさか今付き合って、一緒に住むことになるなんて思ってなかったし」


『でもこうなる運命だったんだよ、きっと』


どんなに遠回りしたとしても、きっとあなたにたどり着いたよ。


...なんちゃって。
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