ディア・ブラザー 2
□守りたいの
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2週間後、手術をすることになった。
おみにぃにも玲於にも全て話した。
玲於はこんな俺のために泣いてくれたし、おみにぃは何でもっと早く頼らねぇんだって怒ってくれた。
こんなにも自分を思ってくれる人がいるのに、どうして気づけなかったんだろう。
でももう後悔はしない。
前を見て、進むだけ。
OM「金、貸すだけだからな」
GN「働いて返しますって 笑」
RE「死んじゃダメだよ」
GN「死なねぇから 笑」
RJ「ビビってんじゃねぇよ」
GN「ビビってねぇよ 笑」
緊張をほぐそうとしてくれているのか、手術直前まで話しかけてくれる心優しい人たち。
『たかちゃん………』
GN「ん?」
『退院したら、金髪に戻そうね』
GN「そうだな………まゆこやってくれる?」
『うん!』
「登坂剛典さん、そろそろ行きますよ」
GN「はーい。じゃ、みんな行ってくるわ」
治れ、俺の右膝。