ホットロード

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NK「そろそろスタンバイしないとまずいぞ」



KNJ「わ、もうこんな時間か。アリス、ちゃんと見とけよ」



『うん。ちゃんと見てる』



ええ子、って頭を撫でられて、じろーは階段を下りていった。



NK「あいつらとはどんな知り合い?」



『倉庫が近所で、じろーのバイクの整備手伝ったら仲良くなって』



NK「へぇ〜めずらしいね。あいつら、女の子とつるむことないからさ」



『なおさん、』



NK「なおさん、って呼ぶんだ 笑」



『なおさんは、イマイチとトサカの歌、聴いたことあるんだよね?』



NK「そりゃあここのオーナーだしね。何回もあるよ」



『どんな声?』



NK「………それは自分で確かめたらいいよ」



ステージに目をやったなおさんにつられて同じ方を向くと。



前とは雰囲気の違う5人のJSBメンバーがいた。



会場のボルテージも最高潮。



ドラムとベースのズンズンと身体に響く音。

上に乗る繊細なギターの旋律。



まず、前奏で心を掴まれて。



でも、歌が入った瞬間歌しか聴こえなくなった。



力強くて、男くさくて。

そんなところがかっこよくて。










どうしても手に入れたいなら

その手を上へ

Lemme hear you say oh

Now lemme hear you say oh

間違いなく芯を捉える一撃で

Lemme hear you say oh

Now lemme hear you say oh

We fighters

今がやる時

待ったなし負けられない勝負

We fighters

この戦いには ain't no joke
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