夢現〜桜〜

□1話〜崩壊〜
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イエヲヤイタノハダレ?
 
  カゾクヲコロシタノハダレ?

    サトヲホロボシタノハダレ?

     ワタシハイッタイダレヲシンジレバイイ

日本古来からいたと聞かされている<鬼>という種族。

私もその中の一人である

しかし<鬼>と言っても何種類かいる。

薬作りに特化した種族、ただ単に<鬼>としての特徴しかもっていない種族など・・・。

その中で一番力を持ち、一番特異とされる能力を持った種族がいた。

その家の名は≪神原家≫

人間はその家の持つ特異な力を利用するため、今日私の里を襲ってきた。私の家の頭領は、というか私は人間の理不尽な提案を再三断ってきた。しかし、人間は決して首を縦に振ろうとしない私に業を煮やしたのか、ある<鬼>の家の頭領と、<鬼>の分家の奴が作り出した【紛がい物】に一夜にして滅ぼされた。

私の里の被害と言えば、私以外の生存者はいなく、里のありとあらゆるところは焼け落ちていた。

私は、自分の復讐を果たすために自分の持つ特異な【能力】で、自分の身長を10歳児くらいに縮め、自分の里を後にした。

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