悪魔くんと

□気持ち #06
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本当にどうしちゃったんだろう
この気持ち

ドキドキしてるってゆーか
うーん…


「どうしたんですか?」

いきなり悪魔さんに
顔を覗き込まれてしまった。

顔が近くてまた
赤くなりそう…


「なんでもないですよっ」


恥ずかしくて悪魔さんに背を向けた


「…そういえば、」
「ん?」
「あの死神のことは気にしないで下さい」
「…」


そういえば、さっきいたなぁ…
全然耳に入ってこなかったけど…


「なんで?関わらない方がいいってこと?」

契約破棄されそうになったけど、
悪い人じゃなさそうだった。
答えを待ってると


「まぁ…」


そういって、フッと
姿を消してしまった悪魔さんは
いつの間にか隣にいて
耳元で囁いた



「…そうですね」




「……っ」

ち、近い…


「だって、美月は私と契約したんですから」


万円の笑みでそう言われた。
悪魔なのに普通に笑うんだ。


「そうね、契約したもんね」



つられて笑顔になっていた
笑うのいつぶりだっけ…





――――――――――――――

その頃、二人の様子を
遠くから監視感が見ていた


「………」




to be continued

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