悪魔くんと

□本当に? #04
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「…ぇ?」


美月は悪魔と手を握ったまま
固まっていた



「どうしたんです?」
「えっと、本当に?いいんですか?」


ぇ、だって
悪魔が人間にってことだよね?
自分で言っといてアレだけど


「いいんですが、、
あなたを愛する…何をしたらいいんでしょうか」
「えっと、隣にいてくれたりですかね」


あぁっと理解した悪魔は
なにか少し考えた後


「それじゃぁ、一つ目の美月願い事
愛されたいでいいですね?」
「…はい」
「かしこまりました」


笑顔でそういった悪魔さんは
握っていた手の力がさっきより強くなって
すこしいたい


ヴン…


一瞬、視界がブレた
本当に叶ったのかな?


「僕はあなたのそばにいますよ?」


そう言ってくれた。

今までこんな事を言ってくれる人が
いなかったからだろうか
美月の顔に
自然と笑みがこぼれていた


「ありがとう」



これが私の1つ目の願い事だった。



to be continued

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