悪魔くんと
□君に… #03
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「ねぇ、悪魔さん」
「なんですか?」
紅茶を飲みながら、隣で暇そうにしてる
悪魔さんに話しかけた
まぁ、特に話す内容もないのだけど
「いや、ちょっと呼んでみただけ」
「…」
あきれたような顔をされたかな
そう思って、悪魔さんをみたら
ま、真顔過ぎて
何考えてるかわからない
怒ってたらどうしよう、
謝ろうかな、と思ってた時だった
「そういえば美月さん」
「は、はい」
悪魔さんが喋りかけてきた。
「一つ目の願い事、もう決めましたか?」
「あー…」
確かに。
私は、願い事を叶えて欲しくて
自ら呼んだ
良いかな、この話しても
そう思いながら口は勝手に動いてた
「あのね、私ね。昔っから、
誰かに愛されて生きてきた事ないの。
私が小さい時に両親はいきなりの事故で死んじゃうし、親戚もいるんだけど外国に住んでてね、ちょっと私的に外国に行くのは嫌だなぁーって思って。」
「…」
美月のいきなりの話に
どこか遠くを見つめながら悪魔は聞いていた
「だからね、」
そう言いかけた時だった