★妄想★

□★嫉妬という名の媚薬
1ページ/7ページ

「はぁぁぁぁぁぁー…。」

「どうしたんですか?白澤様。」

ものすごーい長い溜め息をした白澤に桃太郎が心配をする。

「桃タローくん…、いやうん、なんでもないんだよ?ごめんね。」

そう、白澤は悩んでいた。

(最近、全くご無沙汰なんです、抱いてくれないんですー!寂しい!!!!!!!なんて、言えないです。)

(僕の事嫌いになっちゃったのかな、もう飽きたのかな…。やばい、泣きそう。)

「白澤様ーー!リリスさんからお電話ですよ!!」

桃太郎から携帯を渡されはっとする。

「ありがとう、桃タローくん。あ、もしもしー?リリスちゃん??うんうん、元気ー!えっ、そんなことないよっ、うん、あっっ、まぁほら、悩んでるよね…。」

リリスにはへこんでいるのがバレバレのようだ。

「女子会??お香ちゃんと妲己ちゃんも参加??芥子ちゃんも!!へぇー。参加していいの??いくいくー♡」

あんた、女子じゃないだろと心の底で思う桃太郎であった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ