★妄想★
□★嫉妬という名の媚薬
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「はぁぁぁぁぁぁー…。」
「どうしたんですか?白澤様。」
ものすごーい長い溜め息をした白澤に桃太郎が心配をする。
「桃タローくん…、いやうん、なんでもないんだよ?ごめんね。」
そう、白澤は悩んでいた。
(最近、全くご無沙汰なんです、抱いてくれないんですー!寂しい!!!!!!!なんて、言えないです。)
(僕の事嫌いになっちゃったのかな、もう飽きたのかな…。やばい、泣きそう。)
「白澤様ーー!リリスさんからお電話ですよ!!」
桃太郎から携帯を渡されはっとする。
「ありがとう、桃タローくん。あ、もしもしー?リリスちゃん??うんうん、元気ー!えっ、そんなことないよっ、うん、あっっ、まぁほら、悩んでるよね…。」
リリスにはへこんでいるのがバレバレのようだ。
「女子会??お香ちゃんと妲己ちゃんも参加??芥子ちゃんも!!へぇー。参加していいの??いくいくー♡」
あんた、女子じゃないだろと心の底で思う桃太郎であった。