致死夏期物語
□第2章《浮かれ失言》
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探す…と言ってもバスはもう隣町に行ってしまってるし、
隣町まではここからかなりの距離がある。
「…どうしよ。」
「どうにかしなきゃだろ……。」
席に集まり全員で頭を抱える。
「…………あ。」
ふいに和哉さんが声をもらす。
「どーしたんだよ。俺の未来を救える方法があったのかよ。」
「だからお前はもう救いようのない馬鹿だって。」
秋渡さんの鋭いツッコミにりおさんが教室の隅へと移動する。
「秋渡はいーかげんにするです。人のこと言えないし今は馬鹿の手も借りたいんですよ。」
「借りなくても大丈夫かと。
案が浮かんだよ。」
「おうおうさっすが俺の親友和哉っ!!!」
りおさんのスキル、早期復活。