『白澤の不摂生』

□白澤の不摂生―小さな背中―
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寒い。
冷たい。
痛い。
何でこんなとこにいるのか狡は思い出せなかった。
それよりも頭が痛くて仕方ない。だが、動くことが出来ない。死ぬのかもしれない、と狡は呑気に考えた。
ただひとつ心残りなのは、桃太郎に白澤を任せられないということ。
もっと別のこともあったような気がしたけど、思い出せない。
眠い。






眠い。
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