イナイレ長編

□6 これがイナズマ落としだ!番外編
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試合が終わった翌日は、休養が必要と言うことで部活は珍しくお休みになった。

てかあたしが休みにさせたんだけどね。

じつはあのあと夏未から連絡があって明日からマネージャーをしてくれるって事になったことを伝えられた。

これからあのお嬢さまともっと仲良くやれそうだと思うとなんだかにやけちゃう。

楽しみだなぁ〜

そして今日は、お昼に土門君と会う約束になっている。

私は滅多に着ない私服をクローゼットから引っ張り出してきて、午前中はのんびりしたあとでお昼頃待ち合わせの店に向かった。

そこにはすでに土門君がいた。

待たせちゃったかな。


「土門君ごめん!」

「よぅカヤ!めっちゃ待ったぜ〜」

「うっそ、ほんとごめん!」

「うそうそ。ほら、入ろうぜ」

「なんだ嘘かよ〜」


来たのはなんてこと無いファミレスだけど、休日に土門君と二人でファミレスってヘンな感じ。


「ああ、おごってっていったけど別に気にしなくて良いから」

「え」

「今日俺のために時間さいてくれただけで十分だから」

「…なにそれー。めっちゃイケメンじゃん」

「まぁねぃ〜」


いいな。

土門君のキャラなかなか好きだよあたし。


「何にする?」

「俺はー…んー、こっちのピザもうまそうだけ、どあっちもうまそうだなぁ」

「じゃあ、あたしこっちにするから土門君こっちにしなよ。で、半分づつたべよ?」

「お、ナイスアイデア!すみませーん、注文!」

「普通にボタン使いなさいよ…」

「おぅ、そうだった。っははは!」

「まったく…」


どうせならここじゃなくて雷雷軒につれてったらよかったかも。

まぁ男と二人で行くとおっちゃんににやにやされそうだから嫌だけど。

ちなみに昨日の晩ご飯はもちろん雷雷軒のラーメンである。


「…なぁカヤ」

「ん?」

「昨日の試合、おれのDF技みた?」

「うん。あれはー…帝国の技だったね」


土門君は急に真面目な顔になって、あたしの顔を探るように見つめていた。


「何も聞かないのか?」

「いや?結果的あれに救われたんだし」

「変じゃないか?帝国から雷門に転入なんて」

「いいんじゃない?みんな事情とかあるわけだし。

あたしは今は帝国のことそんなにきらいじゃないしね。

あれ、キャプテンいるじゃん?」

「ああ、鬼道さん?」

「うん。あいつおもしろいしね。髪型とか」

「え…」

「それにあたしのこと気に入ってくれたみたいだし。気に入って貰ったらなんか自分まで相手のこと気に入っちゃうでしょ?

あたし気になるんだよねー、鬼道のゴーグルの下」

「…お前ってさ」

「うん?」

「変わってる、よな」

「そう?あ、ピザきたよ!」


なんか変な空気になっちゃったからそれを取り払うようにいったら、土門君もいつもの表情に戻った。


「なぁ、俺のこと君付けて呼ぶの止めないか?カヤってそういうキャラじゃないだろ?」

「ああ、確かに…じゃあ飛鳥で」

「ぶっとんだな」

「え、まずかった?」

「いやいいよ。そっちがいい」

「まぁさ、飛鳥がなに気に病んでるかしらないけど、なんかあれば相談乗るよ、飛鳥もうちのチームメイトで、仲間なんだからさ」


そういったら、飛鳥は嬉しそうに笑った。

だけどその中になんとなく切なさがあったように感じたのは…あたしの気のせいだったのだろうか。


「あ、飛鳥一枚多くたべたわね!」

「いいじゃんいいじゃんちょっとくらい」

「あんたってやつはー!」





後書き
やっと六話おわりました…
土門君と仲良く慣れたみたいで良かったです
実は小学生の時にイナイレのカード集めていたんですが、やたらみんなが土門ばっかり譲ってくれるので今でもカードケースの中には土門君がたくさんいます(笑
次の試合あたりで主人公に試合に出て貰おうと思います、やっとw

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