ハイキュー短編

□キミ
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※珍しく会話ばっか


「澤村!」

「え?」

「ううん、やっぱり大地!」

「どうした?」


よびかけると、すぐに振り向いて笑顔で答えてくれる。

そう言うところに、多分私はひかれた。

ああ、違うな。

ひかれている。進行形だ。


「やっぱり大地って名前いいなーって思って」

「そうか?俺はカヤの方が良い名前だと思うけどな」

「ふふふっ」

「でも――」

「ん?」

「澤村はすきじゃないのか?」

「そんな!澤村って名字も素敵なんだけど、やっぱり大地を呼ぶときは大地がいいと思ったの」

「そっか、ならよかった」


お昼休みの教室はすこし騒がしい。

誰も私たちの会話は聞こえていない。


「なんで?」

「だって、お前もいずれは澤村になるんだから。な?」

「っう、うん」

「っはは、ちょっと早すぎたかな」

「ううん!ちゃんと言ってもらえる日を楽しみにしてるね」


あ。隣の旭がびっくりしたように振り向いた。


「お前ら…さらっとすごい会話したな、今」

「今更だべ」

「あ、スガ。お前も聞いてのか」

「ああ」


あら、きかれてたのか。お恥ずかしい。


「ところで大地、ぎゅーってしていい?」

「いいけど…」

「じゃあ後向いてね!私うしろからぎゅーってしたいの」

「なら、それが終わったら俺が正面から」

「もう、大地ったら」

「おーい、帰ってこい二人ともー」


大好きな大地のおっきい背中にぎゅーってくっついて、旭とスガのため息が聞こえたけれど、大地が照れくさそうにわらってくれるから気にしないことにした
 

キミ




後書き
とにかくイチャイチャさせたくてノリでかきました。
大地さんの背中に張り付きたいです。
はい、すみません

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