小説

□放課後の語り場
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「...ねぇこの噂知ってる?」

「これは友達から聞いた話なんだけと...」

「私の友達が−−−」



『非日常の訪れ』


「あの...誰か居ませんか?」

紅い夕日が町を染める夕刻に1人の少女がある一軒家のインターホンの前に唇を近づけている

(やっぱりただの噂か...)

何度もボタンを押しても声をかけ続けても何も返事が返ってこないことに半ば諦めを感じたその時だった

「...用件は何かな?」

穴の底から響くような声が聞こえてきて少女は目を丸くした

そして次の瞬間、この言葉を口にした

「あ、あのっ!おばあちゃんに聞いたんですけどここにいる人がどんな悩みも解決してくれるって本当ですか!?」

興奮から頬を紅く染めながら話しかける少女の言葉に家の主がカーテン越しに電話に話しかける

「...ひとまず家に入っておいで、それから話を聞こうじゃないか」

その言葉の後、少女の来訪を歓迎するかのように門と玄関のドアがひとりでに開いた

さあ入りたまえーーーーー

その家を踏み入れたが最後

もう日常には戻れない...

その歓迎に応えるかのように少女はそこに足を踏み入れた...

To.be.continued...

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