Lonely Baby【EXO】

□唇
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ある日の朝、俺は熱が少しあって仕事を休んだ。






昨日の怒りのせいか?







とか思いながら、棚にある冷えピタを額に貼りベッドへ戻った。







暇だなぁ。







外からは子供達の騒ぐ声が聞こえる。






すると、扉が開いた。







ギョンスヒョンだった。






俺は慌てて起き上がり、戸惑ってその場を行ったり来たりした。







「カイ、僕暇だから映画見ない?」






「ん、映画?」






ギョンスヒョンは目を普段の倍以上見開き、上目遣いでこちらを見ていた。







上目、弱いんだってば…。






「…んー、いいよ?」






「あ…そっか。お熱か、嘘、取り消し。寝てなくちゃ。お大事にね?」








俺は、部屋を出て行こうとするギョンスヒョンの腕を思わず掴んでいた。








もう、してしまったことは、仕方が無い…。






俺は獣と化して、ベッドにヒョンを倒した。






「…ちょ…っ、何するの!?」







「静かにして、ヒョン。隣に聞こえちゃだめだよ?」






服を剥ぎ取るように、脱がせて行った。






ヒョンの瞳は、真っ赤に潤っていた。






助けて、とでも訴えているかのように。






この唇に、一度でいいから…触れたかった。






口付けると、甘かった。






柔らかく、甘くて、時にピリッと辛い






刺激的なキスだった。







ヒョンも満更でもなかった。







最初は拒んでいたものの、段々と力を抜いてヒョンからも攻めてきた。











「…ヒョ…ン…っ、みて…一つになってる…っ」





腰を激しく振りながら、ヒョンに囁いた。






「っ…カイ…ィ…気持ちいい…あぁん…、!//」






俺の肩にしがみついて、色っぽい声で啼くヒョン。






それが更に興奮させるのを、知っているくせに。






奥を突いては突いて、2人は共に果てた。







「…ヒョン…俺のものになって…?」






強く抱きしめても、ヒョンは抱き締めてはくれなかった…。





E.
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