book1

□楽屋で*紫黒
2ページ/4ページ




そう声を掛け目を合わせると、すぐに逸らしてしまった。


何やねんな。



「ヒナ、最近さ…」


「おん」


平然とそう返事をしたけど、正直ちょっと驚いている。


楽屋で話し掛けてくるなんて珍しい。明日ヤリ降るんちゃうか。



「…今失礼なこと考えたやろ」


「ばれた?」


「顔に出てるわ」


「嘘やん」


「嘘ちゃうし。…って、そんなんどうでもええねんって」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ