book1
□君の知らない僕の顔*青黒
1ページ/3ページ
「よっこやっまくーん!」
「おお、大倉、おはよう」
「おはよー、今日も綺麗やね!」
「なっ…」
「んふっ、照れてるぅー。可愛い!」
「大倉、おま…。何やねん!」
「顔真っ赤やでー、横山君っ」
「ニヤニヤすんな、アホ!」
こんにちは、関ジャニ∞の安田章大です。
今日は雑誌の撮影で、今は村上君が個人で撮ってるところ。
その前の番だった俺が楽屋に戻ると
俺の可愛い恋人のよこちょこと横山裕君が、
うちのグループのデカアホ変態野郎こと大倉忠義に絡まれてた。
他のメンバーは、会話の内容に呆れてはいるが、半ば日常的になってきたこの大倉の言動に誰も何も言わない。
で、その呆れられてる当人は、
ソファに座るよこちょの背もたれに、後ろから抱きしめるような形で手を置いて話している。
おかげでよこちょは上目遣い。
なんなら、照れて顔は真っ赤だ。
あぁ、アカンなぁ。
「むかつくわぁ…」