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□御代。
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「ラッセルが俺と結婚するって言ってくれたら、全部あげる」
「はあああぁぁっ！？」
クソふざけた条件である。
誰がこんなフリーターなんかと結婚するんだ、と思う。
「っていうか第一俺は男だ!!」
「いくらラッセルが可愛くて美人さんで優しくて面倒見が良くても男だって分かってるよ」
じゃあ要するにコイツは男が好きなのか･･･？
「･･････結婚出来ないなら、残念だけど一週間分の食料は無しって事で」
条件が滅茶苦茶すぎる。
何で結婚なんだよ･･･!
「大体、お互いがお互いの事好きじゃなかったら結婚とかしても･･･」
自分は特にランピーの事嫌いだと思ったことは無い。
「俺はランピーの事、好きだけど。ラッセルは違うんだな」
哀しそうな目をするランピーに何も言えなくなる。
「いや･･･好きだけどよ･･･」
「じゃあ結婚しよう」
これってプロポーズなのか･･･？何で俺は女でもないのにコイツと結婚するんだよ･･･。
「話が飛びすぎだと思うが」
それは俺の気のせいなのだろうか。それともいきなり結婚するのが常識なのか。
頭の中がごちゃごちゃしていて何がなんだか分からなくなってきた。
「そっか。じゃ、付き合って。ラッセル」