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□交換。
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この想いは届くことないって知ってたんだ。
君が誰を追って、思って、考えていたのかも。
それでも必死にもがいた。伝えようとした。
なんて私は馬鹿なんだろう。
あの子が羨ましかったんだ。
振り向きざまの優しい笑顔。眩しくて。

「ふ、フリッピーっ」

「どうしたの?フレイキー」

「これっ、く、クッキー焼いてきたの…食べてくれる…かな…?」

顔を合わすのも恥ずかしくてつい俯いてしまう。我ながらなんて臆病なんだと思うのだけれど。

「ありがとう、フレイキー」

受け取って貰えるだけで幸せ。
食べてもらえるだけで幸せなのに。
例え、君が私に振り向くことはないと知っていても、気持ちが溢れて。
制御できなくて。

「フレイキー、僕、好きな人が居るんだ…。でも、君の事は友達として大好きだよ」


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