家庭教師の夢

□〜 日常 〜
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さてみなさん、忘れてませんか?

月那がここに来た理由。

それは……



「……ひばりさーん?……かくご!」

ガキィン!

そう、雲雀さんに復讐(?)するため。

「!? ……月那!?」

「ひばりさーん、よくも仕事押し付けてくれましたねー?」

ニッコリと黒い笑みを携えた月那。

「……もしかして、体育祭のこと?」

その笑みに冷や汗をかく雲雀。

「もっちろん! ……だから……。」

ガキィ! ガン! ドゴォ!!

雲雀をガードごと吹き飛ばす月那。

「ちょっと……言うことありませんかねぇー……?」

雲雀は校舎まで吹き飛ばされ、ガレキの下敷きになっていた。

「……あれー?? 生きてますー??」

しばらく経つとガレキが崩れてその中から雲雀が現れた。

「あーよかった。 ……ちょっと殺っちゃったかと思いましたー(汗)。」

「…………それで? 言うことは?」

雲雀は……重傷である。

「……仕事……押し付けて、ごめ…ん。」

パタっ。

一言謝って、意識を失った雲雀。

「あーよかった。 雲雀さん、ちゃんと謝ってくれて。……………(;・ω・)ハッ!」

怒りで我を忘れていた月那。

ようやく、自分がやらかしたことに気づいた様子。

「……雲雀さーん! ごめんなさーい!!!」

並森中に少女の叫びがこだました。
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