Dream write sonG
□kai
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悲しくて
掻き消した言葉
ずっと胸に
溜まってた
苛立って
吐き捨てた言葉
きっともう
消えることはない
言葉になんて
できるわけなくて
形になんて
するつもりもない
丁度のものは
ひとつもなくて
不甲斐ないな
愛してるよ、カイ
時間がたてば
バイバイしなくちゃ
いけない俺だ
灰になりそうな
歪んだ世の中(ｲﾏ)を
お前と共に
逃げ出せたなら……
お前へと渡す
手紙のため
いろいろと
考えてた
どれだって
伝えたいけれども
一つも書くことなど
ないんだ
でもどうして、
言葉にしたくなって
馬鹿らしい
嘘に変えてまで
行方のない
狼みたいに
狂ってしまいそうだ
愛してるよ、カイ
時間がたてば
今日の俺らは
死んでしまうさ
こんな記憶など
忘れておくれ
言いたいことは
もう無いはずだ
崩れ出す
平和な色
貫くお前の
左肩
滲み出す
赤色と
鉛を構えた
群衆人(ｸﾞﾝｼｭｳｼﾞﾝ)
忙しなく
鳴るサイレン
『少女が獣人を
庇った！』
両手を広げて
立ったまま
お前は静かに
前を見た
『殺せるもんなら
やってみろ』
who who...
お前はそう叫んだんだ
愛してるよ、カイ
時間がたてば
バイバイしなくちゃ
いけない俺だ
灰になりそうな
歪んだ世の中(ｲﾏ)を
お前と共に
逃げ出せたなら……
涙流して
体に触れて
それでも何も
出来ない俺だ
愛してるよ、カイ
愛してるよ、カイ
さよならだけが
俺らの愛だ