本棚 長編
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※ここからはほとんどがセリフになります。
黒子は相手の言葉にしか頼らず、自分の力でどうにかしない相手にはらをたてた。
黒「甘えんな!!セリフで伝えようとしろ!!緑間君はセリフだけですぐわかるでしょ!?」
?「あれは別だから!(つうか、どこの熱血教師だよ…)」
黒子は大きなため息をついて言った。
黒「僕がセリフを書いて君に指示してあげましょう」
?「いやいや、待てよ何でそうなる、っておい!!」
キュッキュッキュッピーキーキュッ←文字を書く音
黒「そんじゃあいきますよ〜take2、よ〜いアクション!!」
?「えっアクション!?」
ペラッ←カンペめくる音
その時建物の影から青年が現れた。
?「あれ!?黒子くんじゃないですか!?大丈夫ですか!?」
青年はその体に似合わずびくびくしながら黒子に近づいた。
黒「えっ!?灰崎君!?君こんなところでどうしたんですか?」
灰「ぼ…僕は塾の帰りで…っておい!!」
灰崎が暴れだした。
・落ち着かせる
→・イグナイトする
・ミスディレして逃げるピコピコ
灰「めんどくさくなったからって、急にRPG風にするんじゃねぇ!!ってぐえ!」
ドスッ←殴られた音
△黒子はレベル1の灰崎を
倒した
黒子はコイン一枚と “反抗期”を手に 入れた。
灰「反抗期って…ていうか俺…弱いな…」
ガクッ
〜五分後〜
黒「やっと起きたんですか?」
黒子はため息をつきながらこれだから最近の若者はと言う風だった。
灰「やっとじゃねーよ!!てかさっきのセリフはなんだよ!俺じゃねーだろ!!全く別のやつだ!」
黒「えっ!?何言ってやがるんですか!?あれで灰崎君てわからない人なんていませんよ!」
灰「いや、世界中の98%の人はわからないだろ!!」
黒「えっ!?じゃあ君が登場した時に言った『ようよう』って言う一昔前のような古いセリフが良かったんですか?」
灰崎はそれを言うと顔を赤らめ否定はしなかった。
黒「カッコ悪いていうのは自覚してたんですね」
黒子がニヤニヤしながら言うと灰崎は話題をあらかさまに変えた
灰「あーもういい!!でっお前何してたんだ?」
そのとたん、黒子の周りの空気が一気に暗くなった。
灰「(ほっ、シリアス展開に戻った)何でだよ、お前クソ真面目だったじゃねーか」
黒「実は…カクカクシカジカ、ダイハツエコカー」
灰「見に来てねじゃねーよ!!ついのっちまったじゃねーか!」
黒「おっ!灰崎君うまいですね!僕のノリにのってしまった、とダイハツエコカーにこのコマンシャルをみて乗ってしまったをかけたんですね!!
山田くん座布団一枚!!」
灰「チャカスナ!!真剣に聞いてんだ。何があったんだ?」
黒「…カクカクシカジカということで、バスケ部辞めたんです。」
灰「わかんねーよ!!バスケ部辞めた以外何があったんだよ!!」
灰「(クッ、シリアスじゃ無くなっちまったぜ!!)…はー、わかった。話したくないんじゃ話さなくていいよ!!」
黒(えっ!?あの…あの灰崎君が空気を読んだ!?大きくなりましたね…)
灰「読めるわ!!そして、お前は俺の何なんだ!」
黒「じゃっ、そんな灰崎君にお願いがあります。」
灰「どんな俺かはわからねーがなんだよ。」
黒「僕をかくまってください!!」
ビシッ。
そう言いながら黒子はまるで告白をするように90度に腰をおり右手を前に差し出して来たのだった…