守ってみせます!

□第8回
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パコーンッ

槙「起きんか星なしっ!!」



蜜柑ちゃん……寝てたのね……




★さてさて本日は週に1回の初等部&中等部合同授業の日
IN Saturday



「たりー
またがきんちょのお守りかよー」

「ねーねー知ってる?初等部の新入り
「星なし」でしかもあの棗のパートナーになったって女の子。
結構問題児だって−。

あとダブルの女の子なんだけど、パートナーがナルなんだってー」

「はあ?なんだそりゃ

いっちょ前に女はべらせてんのかよ。あのガキっ
まじムカツクなーあいつ」

「その新入りって奴、名前なんてーの?」

「えーと…片方の名字は行平で、問題児が…リンゴだか桃だか…」




蜜「なーなー、蛍は何系?」

蛍「「技術系」よ」

蜜「委員長は?」

飛「僕は「潜在能力系」」

蜜「野乃子ちゃん達は?」

野「あたしも「技術系」。蛍ちゃんと同じ」

ア「私も」

蜜「…じゃ、ルカぴょんは?」


さっと“体質系”と書かれたプラカードを上げるうさぎん

流「…」

蜜(何が何やらウチにはさっぱり)




★彼女は今「能力別クラス」の仕組みについて悩んでいます
by鳴海先生


鳴「アリス学園には「能力別授業」ってのがあって
能力のタイプを主に4つに組分けしてそのクラスに属してそれぞれ能力の開発向上にあたるんだ」

蜜「4つ?」

鳴「うん。まー正確に言うと5つなんだけどね♡」



🌻能力別5つのクラス

○潜在能力系
○技術系
○体質系
○特別能力系
○危険能力系



鳴「アリス学園は初・中・高合わせても生徒数は200人程度だから

行事なんかはほとんど合同でその際は大抵この「能力別クラス」対抗だったりするんだ」



危険能力系……特別生徒のことよね……



鳴「ほとんどの子は潜在能力系・技術系・体質系に振り分けられて

その3つのクラスに当てはまらない子が特別能力系に振り分けられるってわけ」



うわぁ……
蜜柑ちゃん、難しかったのか何か暴走してる……



鳴「んじゃ簡単にそれぞれのクラスを説明すると

まずは「潜在能力系」学園で1番多いタイプの能力がコレ

一般的に知られてるメジャーな超能力は大体すべてこのクラスだね
オーソドックスな能力者ばかりだからクラスの雰囲気も1番普通で真面目なクラスだよ」

飛「僕もこのクラスです。」

『私もこのクラスだね。』


鳴「次に「技術系」

「体質系」と同じ割合で2番目に多いタイプの能力

名前のまんま何かを作ったり研究したりでうまれる能力のクラスで
もくもくと自分の作業に没頭する子が多いからクラス全体がオタクっぽいかな」

蛍野「「オタクシスターズ?」」


鳴「そして「体質系」
ここは僕やルカ君みたいにフェロモンやあと体質に大きく関係するアリスのクラスなんだ。

他のクラス程研究とか鍛錬に重きを置かないというかなごやかなクラスだよ。


最後に「特別能力系」略して「特力系」

基本的にその3つのクラスに当てはまらない子を集めたクラスでバラバラのタイプの能力が混在してるんだ

クラスの性格としては破天荒というか変というか、まあ……」

蜜「……みそっかす集めたみたいな扱いなんやねえ特力系」



みそっかすって……

っていうか、改めて聞くとかなり変わったのね……
前なんかちょっとアリスが強いだけで特別生徒だったのに……
杏樹とか……



蜜「ところで先生、ウチは何系?」



そりゃ、特別能力系でしょうよ……



蜜「えっ何!?ウチもしかして「特力系」なん!?

み…みそっかすー!?」

鳴「いや、誰も「みそっかすー」とは言ってないよ?」
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