守ってみせます!

□第7回
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キーンコーンカーンコーン



「マジかよジンジンーっっ

B組で「星なし」なんて多分史上初じゃねえの!?

ある意味すげーぞ新入生っっ」

飛「大丈夫!?蜜柑ちゃん」

正「アーハッハッハ
ホーッホホホ


只者じゃないとは思ってたけど、「星なし」とはね!
確かになろうと思ってもそうそうなれるもんじゃないわ」

蜜「誰のせいやと思て…
正「あーら!いいがかりはよしこちゃん」

心『「古…」』

正「どんなに態度が悪くたって結局そんな評価つけられるのはあんたの実力がその程度って判断されたってことよ」

蜜「な…っ💢」

正「分かってるの?
「星なし」っていえば最下階級(どんじり)

そんな生意気な態度もここまでよ

この学園で星階級がどれだけモノをいうかじっくり思い知るといいわ

あんたは全学園中1番の劣等生なのよ」



こればっかりはそう簡単には変えれないよね……

1度決まっちゃったし。

それに杏樹も変える気はないんだろうな……






IN教員部屋



岬「今回の佐倉蜜柑(新入生)への「星なし」評価

いくら何でもちょっと厳しすぎる判断では…神野先生」

神「💢…そうは思いませんがな岬先生

岬「彼女のアリスは評価されるべき珍しいアリスですし
もう少し生徒の観察をしてからでも判断は遅くは…」

神「悪い芽は早めに摘むに限る

この学園にとってアリスを執拗に狙う外敵と同じくやっかいなものは
内部から出るアリスの反逆者だ

近年我々がその存在に悩まされてる事は皆さんも重々承知であろう?」

鳴「………ええ」

神「反抗的な態度といい
しかも「無効化のアリス」など

悪例を思い出させる縁起の悪いアリスだ」



…………ふぅん。

要するに初めから蜜柑ちゃんは星なしにするつもりだったんだ。

あの騒ぎがなかったとしても。

騒ぎが起こったから違和感なく星階級を決められたってワケね……



神「ところで、行平。
いつまで盗み聞きするつもりだ。

入りなさい。」



ゲッ
バレてるし……



『失礼しまーす。』



・・・・・・



重いよ!!
どうしたら良いの!?



神「行平。確認しておく。

お前は“あの”行平菜々子で間違いないな?」

『………はい。
おそらく“その”行平であってます。』

神「フン
今さらノコノコとなぜ戻って来たのですかな?
お前にとって学園から逃げることが1番だと思うがな。」

『嫌だなー。分かってるくせに−。

ちょうどよかった。神野先生に頼み事がありましてー。
一己兄さんに会いたいんですよね−。
もちろん、初校長および他の人達にバレることなく。』

神「………わかった。話は通しておこう。

放課後、地下から入りなさい。」

『えー。あそこ銅像ウザイから嫌ですよー。
絶対数も増えてるはずですし。』

神「なら、諦めることだな。」

『ハァ……分かりましたよ。
通りますよ。

私はこれで〜♪杏樹〜待ったね〜。』



学生の時私達有名だったし、

他の先生方も分かってるでしょ♪
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