jojoの奇妙な冒険
□紅茶と偏屈な漫画家(四部)
2ページ/4ページ
丈助は「…だって露伴キッチンにばかりいるからさ〜、退屈なんだよなぁ…。」といって拗ねた言い方をしてクッキーを口にはこんだ
露伴は顔が熱くなるのを自覚し「っ…っ////」と息を詰まらせつつ悶え、シンクをべしべし叩いた
丈助は「ん、どーしたんスか露伴センセ?シンクなんて叩いたりして…」といってキッチンの方を覗きこんだ
露伴は「っなんでもないからっ…////」と顔を隠してから咳払いしてから「っ…君はクッキー食べて待ってろよ直ぐいくから」といった
丈助は「…ん〜、つまんないから此方にいるッス。俺…露伴といると退屈しないから…」とそっぽむいた
その顔はみれないが耳が赤くなっていた
露伴が「っハァ。君は…全く」といってから何処まで可愛いんだ、とか僕を萌えさせてどうしたいんだ、とかやっぱり自分の考えていた事が間違いじゃなかったとか色々といいたいが言葉が出なかった
暫く二人して真っ赤に染まった顔を背け合い、露伴は火にかけたティーポットを丈助は自分がさっきまでいた庭の方をむいた
顔の熱がある程度まで冷めたらとっくに沸騰していたティーポットに茶葉をいれ、少しいいずらそうに露伴が「…ほら、紅茶を淹れてやったぞ、だからあっち(庭の方)にいってろ。」といった
丈助も「…っあの、さ、露伴?その…っへ、変な風に考えんなよ?!べっ別に俺はっ…そのっ嫌いな奴となんてお茶なんて飲まないしっえとっだからっ」とまごまごとしてから
小さい声で「っ露伴といると退屈しないつ〜か…露伴と一緒がいいっつ〜か…っ」といった
露伴は顔から火がだせるんじゃないかと非科学的な事を思いながら丈助の方をみた
丈助は「っあぁっ…えとやっぱ無し!今の無し!!聞か無かったってことで!」と慌てて逃げる様に庭にいった
露伴は「っまてっ、無かった事には出来ないなぁ、丈助君?」と意地悪くにやけつつ庭にて丈助の腕をつかんだ
露伴が丈助を君とつけて呼ぶときは必ず自分にとって良くない事にしかならないと言うことをしっている丈助は「っ」と吐息を飲み込み、自分の足元を見詰めたまま「っな、ンスか、露伴センセ」といった
露伴は「何も逃げなくても良いじゃあないか?丈助君♪それで?退屈で寂しがりやな丈助君は僕とお話したくて自分でお代わりといったのにキッチンにまできたんだな?ん?」とにやにやしながらいった
丈助は顔を上げずに「…っうるさいッスよ露伴センセ」といった
露伴はにやにやしながら「そういう態度は関心しないなぁ?僕ぁこう見えても忙しいからね、仕事しに二階にいったり取材にいったりする。
今からいってもいいんだよ?」といって丈助の反応をみた
丈助は「……っい、行けば…いいじゃないっスか…」と少し動揺しつつ意地を張った 少しばかりしゅん、としてる
そんな反応をされた露伴は先程よりもにやにやしながら「ほぉ?じゃあそうすr」といいかけた
いいかけて止めたのは丈助が露伴の服の裾をしっかりと若干控えめに握っていたからだ
丈助の顔をみると丈助は若干涙目になりつつも困った様な表情で床を見詰めていた
露伴はつい衝動の赴くままに丈助を抱きしめ、顔を無理矢理上に向かせるとその唇を奪った
丈助は「っ〜!?!」と声にならない声をあげ、驚いてせっかく淹れた紅茶を落としてしまった
床に叩き付けられたティーカップとティーポットは露伴のお気に入りで、丈助が買ってきた奴だったのだが無惨にも粉々に砕けて割れてしまった
露伴は丈助から離れると「つい衝動の赴くままにしてしまったけど…君が悪いんだからな。」と赤くなりつついった
丈助は「っ…俺何もしてないっスよ…。理不尽じゃないっスか露伴センセ…」となんとか聞こえる程度の音量で呟いた