jojoの奇妙な冒険
□虹色シャボン玉(二部)
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シーザーは分かってはいた。自分はジョセフに恋心を抱いてしまっている、と。
分かったからと言ってもシーザーにはジョセフにこの恋心を告げる積もりはなかった。夢の中とはいえ毎夜あらぬ姿で自分が抱かれているとジョセフがしったら。親友兼弟弟子の今の関係を壊すかもしれない。
だが気がつけばジョセフを見てしまっている。いないと探しだしてしまう。
ジョセフの一挙一動に反応してしまう。
シーザーは最近までジョセフの事で悩んでいた。
告白も出来ないのに夢ではジョセフの体を暴き欲のまま貪ってしまっているのを。
シーザーは体をテラスの柱に預け、お得意の波紋入りシャボン玉を作りつつ、頭の中をジョセフとの関係について一杯にするのが、ここ最近の日課になりつつあった。
そんな事とは露知らずジョセフは相変わらずでシーザーや他の人達に馴れ馴れしく接する。突然抱き着いてきたり肩を組んだりハグしたりするのでシーザーは気が気ではない。
自分が好意を抱いている人に抱き着いてこられるのだから、当然だがそのたびに心臓が破裂しやしないかと思うほどだ。