トウラブ

□とある本丸の日常
1ページ/1ページ

小夜と乱がのんびりしていると厚がお盆片手に小夜達のいる部屋の襖を開けると「小夜、このずn・・・っと乱もいたのか」と乱を見ておどろいた

乱は「なぁに、僕がいたら駄目?そんなに見せつけてくれなくったって良いじゃ無い。」といったら厚が「別にまだ何も言ってないだろ?な、小夜?」といいだした

小夜は「え、う、うん・・・(汗)」と一応同意しては見るものの良くは分かってない様な表情でいつもよりは目を見開いていた

急に話を振られて驚いたので取り敢えず頷いたのだった

乱が「てか僕と小夜ちゃんがお話してたのにぃ。で、何しにきたの?」とやや不満そうに厚に聞くと厚は「そんなの決まってるだろ。これを一緒に食べようと思って持ってきたんだよ。光忠にずんだ餅作って貰ったからさ。」といいつつお盆にのせた二つのお皿を机に乗せた

乱が「僕の分は無し、ッと。はいはい、厚は小夜ちゃん大好きだもんねー、ラブラブいちゃいちゃしたかったんだよねー。邪魔だからさっさとどっか行ってって感じ?あぁ〜厚ってば薄情者だなぁ。」とわざとらしい言い方でじとりと半目になりながら溜息を吐いた
厚が「だからそこまでいってねえだろ。乱の分は厨かどっかにあるだろ。」と無責任にいいきった。その顔はやや面倒くさそうにみえた

小夜が困って黙っていると乱が「適当にあしらってるでしょ・・・厚ってば本当に僕には手厳しいよね」と不満そうにいうと厚が「小夜とやたらと仲良いから、つい、な」といった

乱が呆れながらも「八つ当たりは良くないよ。ってか厚がかなり牽制してるから小夜ちゃんと他の子が仲良く出来ないんじゃ無い。だから代わりに僕がその分僕が仲良しなの!」といいつつ小夜に抱きついた

小夜は相変わらず困った表情で居心地悪そうに二人の間で大人しくしていた。

厚と乱が小夜を挟んで会話していると偶々通り掛かった後藤が「お前ら小夜が困ってるじゃねえか、喧嘩ならよそでやってやれよ」といったので10分後に漸く口喧嘩がぴたりとやんだ

その後ややぐったりしてる小夜に謝る二人の姿があったとか無かったとか。


End

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ