トウラブ

□学パロで来派と小夜
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小等部○年生の小夜が下校仕度をしていると同じ学年の愛染が一個下の蛍丸と二人の三個年上のお兄さん兼保護者の明石が「『一緒に帰ろう』」と誘ってきた

小夜はキョトンとしてから「・・・なんで?」と訪ねると愛染が「帰り道にクレープ屋が出来たからよっていこうって話になってさ、折角だから小夜も誘おうって事になってさ」と行ってきた。

小夜はひっそりと「(だから、なんで僕を誘うの・・・)・・・ふうん。」と呟くと帰り支度を再開しつつ「なんで僕なの」といった

それを聞いた蛍丸が「小夜君以外とはもう誘って一緒に食べたり皆個人でいったから。」といって小夜が逃げ出さない様にガシッと小夜の左腕をホールドした。愛染もそれに習ってか右腕をガシッとホールドした。

「・・・(あ、これは逃げられない奴だ・・・)」と小夜がひっそりと思ってると明石が「まぁたまにはええんとちがいますのん?国俊と蛍に付き合うとくれ」とややグッタリしながらいつものやる気の無いような声でいった

小夜が「・・・うん」と小さく答えると愛染が「よぉっし、クレープ何味にする?」と嬉々としていうと蛍丸は「俺はいつものチョコバナナクレープ!アレ美味しいんだぁ!」というので小夜は「聞いただけで甘そうだね」といった

蛍丸が「クレープ自体が甘いよ?でも美味しいよ。甘いの苦手だっけ?」というと何故か愛染のほうが「でもこの前の日曜にケーキ買いに行ってなかったか?」といって顔色をうかがう様に小夜の顔をのぞき込むと「苦手じゃ無いけど、チョコバナナのクレープってくどそうかなって思って。」と目をそらしつつも言った

「「あぁ、たしかに」」と明石と愛染が言うと蛍丸は「そんなんでも無いよぉ?うんっっと美味しいよ?今から行く店のクレープは甘すぎって言うほど味はそんなにしつこくないし。」といってにこにこと笑った

明石が「まぁ甘ない奴もなくはないんや、あかんとおもたらそっち食べたらええやン」といってフォロー(?)した

小夜が「そうだね。」と同意すると愛染が「よし、じゃ行こうぜー」とクレープ店に小夜を連行していった

しばらくしてクレープを買い食いした一行はその近場の公園で会話を楽しんだ後あちこちに出かけて夕方遅い時間に自分たちの暮らす寮にいき、寮長でもある生徒会長の長谷部にしっかりと怒られてしまったのだった。

小夜の兄弟の兄たちは苦笑しながらも無事に帰ってきたのでそれでよしとした。が長谷部は説教の途中に明石がうたた寝を始めたので余計に1時間も説教が延長したのだった

小夜はこれに懲りて「(絶対に買い食いは誘われてももうしない)」と思ったのだった



End

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