JOJOの奇妙な冒険U

□死についての価値観
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ジョルノが仕事をしていると窓から堂々と侵入してきたメローネが「やっほー、ボス。面白い物見つけたんだ!聞いてよついさっきなんだけどね?この屋敷の前にカラス見つけたんだけど、何かつついてたみたいだから追い払ってみたんだ。そしたらみてみて?子猫だったんだよ」といってメローネは薄汚れたやせこけている子猫をみせた

ジョルノが眉を寄せて子猫を治療してほしいのかとメローネに聞くとなぜか首を横に降った

「なぜ僕にみせたのですか?メローネが治療のため持ってきたのかと思ったのですが」とメローネに聞くと「だってこの子猫時期に死ぬよ?」と不思議そうに答えた

確かに見るからに痩せ衰えカラスに生きながらつつかれたのだろう傷だらけではいた

しかしジョルノは治療すれば少し時間のかかるものの回復するのでは、とさえ考えているのだがメローネは違うらしい

メローネの言いたいことがわからず、首を傾げた

「この子猫、どうする気なのか聞いていいですか」とジョルノがいうとメローネは不思議そうに首を傾げた

「どうする?なにが?」
「このままなら確実に亡くなるでしょう。亡くなったらどうする気なのかを」
「棄てるよ?」

さも当たり前かのようにいってのけるメローネに少し考えて黙り込むジョルノだったがメローネの
思考はわからないまま、子猫はどんどん呼吸がか細くなっていった

やがて骨と皮だけの薄い肩骨が、腹が上下しなくなった

ジョルノとメローネはジィッと子猫がなくなるのをなにもせず見ていた

やがてピクリとも動かなくなった子猫をジョルノがゴールドエクスペリエンスを使い花に変えた

「…メローネ、どこが面白いのですか」
「…あ、面白くなかった?」
「むしろ不快です」
「あー…ごめん、気分悪くしたのなら謝るね?」
メローネは猫だった花をジョルノの部屋の窓から棄てた
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