FAMILY 『家族』
□リゾメロ夫婦番外編
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ルアーノとメアリーが10歳になり、キチンと勉強も遊びにも真面目に取り組む迄になったある日の事
双子は近くのマーケットに買い物をしに行って、思いつきでいつもとは違う道で帰宅しようとした
メアリーが「違う道には何があるかな♪」と進んで脇道に行き、ルアーノが「待ってよマードレがいつも変な路地には入っちゃダメだって言ってるしっパードレにメタリカされちゃうよ」と止めようとしたがメアリーは「あら、子猫だわ。可愛い♪」と聞く耳を持たないで子猫の後を追い掛けてしまった
ルアーノは「っもうっメアリーはそう言う所があるからプロ兄ぃに怒られるのにっ!」と文句をいいながら子猫とメアリーの後をついていった
何だかんだいってルアーノは面倒見の良いお兄さんなのだった
子猫の後を双子はテクテクと着いていき、子猫が立ち止まったのは古ぼけた教会の前だった
そこでは調度結婚式の行われている真っ最中だった
メアリーが「…ルア、あれが結婚式ってやつよね?…女の人が綺麗ね。周りの人、お花かしら。何か投げてる…」と呟き、ジィッと魅入っていた
ルアーノが「…みたいだ
ね。でもあの女の人よりマードレやトリッシュ姉ちゃんの方がずっと綺麗だよ。多分。」と同じくメアリーの隣で魅入っていながらいった
メアリーが「…写真撮ってないかな、マードレ。」といってルアーノの方をみてから「きっと綺麗だよね♪」といった
ルアーノが「結婚式の時の?無くしてるんじゃない?」といったらメアリーが「なんで?!結婚式の写真だよ?とってあるに決まってるわ。帰ったら見せて貰いましょ。」といってルアーノの手を握った
ルアーノは自分の事になると忘れっぽくなるというか無気力になるというか一気に適当になるマードレ(食事を忘れて2日食べてない時もあった位)が写真を無くさないか少しだけ不安になった
メアリーはまだジィッと結婚式の花嫁を食い入る様に見ていて、動きそうにないのでルアーノは「もう帰ろう?この道は知らないんだから迷子になって、下手したらお家に帰れなくなっちゃうよ。」といってメアリーを宥め、帰宅を促した
メアリーは「っそうね。遅くに帰ったらマードレに叱られちゃう。」といってルアーノの手を握ったまま漸く家路へと歩き出した
「マードレスカート似合
うからきっと綺麗だよね♪パードレもお髪の毛がシルバーだから白い洋服(スーツ)似合うよね。写真見たいなぁ。」といってメアリーは嬉しそうにルアーノに話しながらメローネ達が待ってるアジトに帰宅した
帰宅した早々にプロシュートが物凄い良い笑顔で出迎えてくれたので扉を閉めようとしたら「おい、なんで閉める必要があるのかな?」といってプロシュートの手によって阻まれた
双子がガクガクと震えるとメローネが「プロシュートが良い笑顔だからでしょ。怖いもん。」といいながら奥からやってきた
プロシュートが「コイツらが遅いからだろうがよ。しかも!なんでお使いに行ったのに荷物だけが先に帰ってくるんだ?」といって左手をあげてみせた