jojoの奇妙な冒険

□子メローネ二《前半》
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メローネが小さくなったが犯人は未だに手掛かりが掴めず、しかたなく通常の業務と兼用してメローネを小さくした犯人の手掛かりを探す事にした

唯一メローネが見たと言う南イタリアを拠点としているギャングの幹部の一人はイルーゾォが見張っていたが1ヶ月間異常な行動がないので部下に任せ、見張らせていた

しかしどんなに目を光らせても幹部だからか尻尾を見せないし怪しい行動を見せた様子はない

仕方なくこのまま小さなメローネと宛もなく暮らす事になった

先ずはプロシュートとリゾット以外に慣れて貰う事にした

ホルマジオはあっさりとメローネに気に入られ、プロシュートの次に側に居るようになった

ギアッチョはからかい甲斐があると認識されたのかあの手この手で驚かされたりからかわれたりしていた

イルーゾォは未だに『お化け』と呼ばれてはいるが大分慣れたのか近付いても驚かない様にはなった(まだ時々本気で驚かしてはプロシュートに怒られる事もあるが…)

ミスタやナランチャにはホルマジオ同様に早く慣れて皆も小さなメローネに漸く慣れてきた

しかし初対面の時に治療
の為に服を脱がそうとしたジョルノや頭を良かれと思い撫でてしまったフーゴ、子供に優しいが全て感情を表すのが苦手で仏教面なアバッキオはメローネに避けられたりされていた

プロシュートが「…大分慣れたか?」とメローネに聞くとメローネが「ん!」と頷いてから「ナランチャがね、お勉強一緒にしてくれるの!」と言った

プロシュートは不安になるが「そ、そうか…(大丈夫か?それ…)」と言ってメローネの背中を擦った

メローネが「明日はね?ペッシ兄ちゃんがくるくると釣りに連れてくの!メローネはね、おっきいの釣る!くるくるよりずっとおっきいの釣るの!」と興奮気味にいった

プロシュートが「…くるくる…ギアッチョか…アイツの運転は粗いから酔い止め用意しとけ。気持ち悪くなったら直ぐにペッシに言うんだぞ、メローネ。」と言って注意した

するとメローネが「くるくるの車じゃないから大丈夫!マジオ兄ちゃんがね、車だすっていったからマジオ兄ちゃんの運転なの!」と言ってから「俺ね?釣り初めてだから楽しみ!一杯釣って食べるの♪」と言った

プロシュートが「…誰と行くんだ?ペッシとギア
ッチョ、ホルマジオと…?」と聞くとメローネが「んと、お化けとぉ、ミスタ兄ちゃんに…ジョルノ…さん」とジョルノの名前だけ静かにいった

プロシュートは『ジョルノに慣れる為にはいいのか…?いや慣れる為にしては随分と…多いな』と考えていた

しかしメローネがニコニコと楽しみにしているので「…楽しみなら今日は早く寝るんだな。」と言うと素直に頷いた

プロシュートは「ペッシに一応酔い止めの薬渡してくるからな?」と言ってメローネを部屋に残しペッシに明日の事を聞きに行った

ペッシに明日の事を聞きに行こうと暗殺チームの集まる地下一階に行くとペッシとギアッチョ、ジョルノ、リゾットがいた

ペッシが「兄貴、明日メローネを借りるッス!」といった

プロシュートが「あぁ、そりゃぁメローネから聞いたから構わねぇけど、釣りにしちゃぁ随分大掛かりじゃねぇか。」と言った

リゾットが「…実は明日メローネに隣の南イタリアの釣り場にいって貰い、そこに見た顔がいないか確認させようと」と言ったからプロシュートが思い切り殴った
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