jojoの奇妙な冒険
□◇◇★◇◇(五部)
1ページ/5ページ
その日は皆が皆、メローネ以外が暇していたので誰かが昼間から酒やらを持ち出し、酒盛りを始めていてメローネがくたくたでアジトに帰宅(笑)すると早速プロシュートと普段は滅多にふざけないリゾットがメローネに絡んだ
「おかえりぃ、メローネ…」とリゾットがいってふわりと笑いかけて
プロシュートが「おうおう、おかえりぃ、メローネェ…なんだか元気ないなぁ?ん?」と言ってベタベタとメローネの体を触った
メローネは「……なにこの惨状…ってか酒臭いっ!ってかっ!プロシュート近い!!」といってプロシュートを離そうとしたが
プロシュートの方が力があるので離せなかった
メローネが「っちょっ、離してよっ俺疲れてんのにぃっ後仕事終わったばっかだしっッギアッチョぉ!ヘルプ!」と言ったが
プロシュートは「あ?若いんだからんな柔な事いってんなよ。」といってメローネの腰に手を回して撫で回した
しかも一向にギアッチョが来る気配がない
メローネが「っちょっもうっ何なんだよっアンタこんなたち悪い酔い方する方じゃないだろっ」といいつつも離れようと必死に
抵抗していたがリゾットが「…楽しそうだな、メローネ」といってニコニコしながら背中をスゥ、と撫でる様になぞった
すると「っひゃっ!?わっ」とメローネが擽ったかったのか力を抜いてしまい、プロシュートに押し倒される様にその場に崩れた
「っいったぁ…この酔っぱらい共が…っ」とメローネが覆い被さったプロシュートと崩れた原因のリゾットを睨みつつ抵抗していると
「マン・イン・ザ・ミラー、メローネだけを許可する」とスタンドが発動した
プロシュートから逃げられたメローネはひとまず一息ついてから
メローネは「っ助かったよ、イルーゾォ。サンキュー…」といってイルーゾォの方を見上げた
イルーゾォは「…ん〜…俺も酔ってるけど…そこまでじゃないからね…。皆の酔いが醒めるまでここにいた方がいいよ、メローネ。ジョルノはもう被害にあっててね…?」といってぼんやりしながら状況説明をした
途中からイルーゾォが眠いらしく船を漕ぎながらの説明だったが、メローネにはなんとか伝わった
イルーゾォ曰く事の始めはミスタがナンパしてフラれた腹いせに酒を大量に購入して
それをみたプロシュートやアバッキオ達酒豪組が、どうせならと言うことで飲み初めてしまい、
付き合いでギアッチョやフーゴ達未成年組までも巻き込み大々的に酒盛りしたと言うことだった
「…人が必死に仕事して帰ったっつーのに…随分と呑気だなぁ、全く…」とメローネが文句をいったら
イルーゾォが「…ん…ふぁあっ」と欠伸を溢した
それをみたメローネが「…イル、眠いん?寝てもいいよ?俺も此方で様子みるから。」といったら
イルーゾォが「…ん〜…眠い…、…眠る…から…でたかったら…おこして…?」と呟いて、限界だったらしくメローネの肩を借りてその場で眠りに付いてしまった
「…いやせめてベッドで寝るとかソファーで寝るとかさぁ……まぁいいけどっ助けてくれたから何もしないけど…」とブツブツいいながら動こうにも動けないメローネは一つ大きなため息を吐き出してから
鏡の中の物はイルーゾォの許可がなくては動かせないので自分の薄いカーディガンを鞄からなんとかだしてイルーゾォにかけてあげた
「ちょっと薄いけど…我慢してねイル。」と呟いて起こさない様にして
しばらく今日の任務の事や明日やる事をぼんやりと考えていたらコンコンと何処かでノック音がした
メローネは暫く無視していたがいつまでもなり続けるノック音にイラつき初め「イル、ちょっといい?起きてくんない?」といって結局イルーゾォを起こしてしまった
イルーゾォが「ん、っん…〜?なぁ…に」と目をこすりながらきいて、
メローネが「このノック音が煩いんだ、外で誰が叩いてるか見てくんない?」といった
イルーゾォは「…ん〜…ギアッチョ、じゃない…?」と適当にいった
メローネは「…ギアッチョか…。(鏡を)割らないといいけど…」と言ってぼんやりとその音のした方角をみていた
そしてノック音が止んだら鏡を引っ掻いたキキキィィィっというかなり頭と耳が痛い金切音がした
イルーゾォもメローネも慌てて耳を塞いだがかなりキィキィとまだ引っ掻き音がする
メローネが「イルっ、これもう一旦鏡から出ようよ!」と叫ぶ様に言ったら
イルーゾォも「…っうん…っ!マン・イン・ザ・ミラー!」と叫ぶ様にいって外に出ると