jojoの奇妙な冒険

□ナランチャとプロシュートの災難な日
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その日ナランチャはいつもより早く起きた

何故だか分からないが目が覚めたのだ、起きようとして布団を捲ると

一枚の鏡があった

鏡といえばイルーゾォなので「イルーゾォか?」と訪ねるとイルーゾォが出る変わりにプロシュートの声で「ナランチャが起きたな」といって

その次にやっと鏡の持ち主のイルーゾォが「…ゴメンね。止めにくくてさ」といった

ナランチャは何が何だか分からないままでイルーゾォに訳を聞くと

内容は何時もの書類ばかりしていて溜まりに溜まったストレスからジョルノがイタズラしだした、と言う事だった

初めは押さえてGEでいらない書類や近くの物を手当たり次第に蛇や蝶々なんかに変えていたが

何時しか誰かを或いはメンバー達を巻き込んでストレス発散の様にイタズラや謎解きを仕掛ける様になった

急に前触れもなく始まり、ジョルノの機嫌次第で終わるそれは手が掛かるので一種の災難だ

だがブチャラティやリゾットがとめないのはジョルノ本人は仕事をしながらイタズラを仕掛ける為、むやみにとめられない為だ
15歳でボスになり、麻薬やらを正しつつ組織を運営していくジョルノの些細な(笑)悪戯はかなり酷い時はミスタやホルマジオが止めるが

それ以外は取り敢えず巻き込まれないようにするしかないのだった

それがどうやらナランチャとプロシュートに回ってきたらしい

イルーゾォが「……俺ジョルノにプロシュートを鏡にいれてナランチャのとこにって言われたから来ただけだし…ガンバ!」といってプロシュートを鏡から追い出した

プロシュートは「っおいっクソッイルーゾォ、後で枯れさせてやるっ」と悪態をついて鏡を睨むが

既にイルーゾォは其処にいなかった

ナランチャは「…取り敢えず着替えてから飯食いにいこうかな…」と呟きクローゼットを開けようとした



開かなかった

「…っジョルノの奴っ」とナランチャがクローゼットをガッと蹴り飛ばすと

プロシュートが「ナランチャもか俺も朝から扉という扉が開かなかったんだ。ジョルノの奴何しやがったかは知らねぇが一回殴る」と拳を握る

ナランチャの部屋に連れて凝られたと言うことはナランチャの部屋に何かしら仕掛けた、と言う事と

判断し、プロシュートは辺りを見回した
ナランチャが散らかし放題なので余計に腹が立つが散らかしっぱなしだと何が何だか分からないので
ひとまず片っ端から片付けてやった(勿論本人を怒鳴り、殴っといた)

そしてナランチャが散らかし放題だった勉強机の上に

真新しい大小の箱が埋もれていたのが分かった

ナランチャに確認しても買った覚えも貰い物でもないといわれ、プロシュートが試しに小さな箱を持ち上げ裏をみると

ジョルノの文字で『リンゴ』と書かれていた

プロシュートが「…(リンゴ…?今回のイタズラは林檎がなんか関係してんのか?)」と顔を歪ませて考えてたら

ナランチャが「プロシュート、此方にも何か書いてあるぜ」といって大きい方の箱をひっくり返して紙をみせた

大きい方には『灰』『親指』と二つの紙が張ってあった

ナランチャは「…灰と親指ぃ?なんだ此れ…」といってから箱を振ったりしだした

プロシュートは「…此方はリンゴ、そっちには灰と親指…か…」と考えていたら
ナランチャが「…何だ、此れ」といって大きい箱を開けて中身を取り出した

箱から出てきたのはガラスの破片と木の枝、それと小さな蛙と小さな花が一輪だけだった

降ってみたのに音がしなかったのは紙が敷き詰められていたからで更に分からなくなった

プロシュートが取り敢えず小さな箱を開けてみると中身は櫛と紐とリンゴが同じように紙が敷き詰められていた

ナランチャが「…何かさ、白雪姫みたいだな。その中身」といったのでプロシュートが「!それだ!今回は童話関係か」といったら

ナランチャが「ジョルノ…そういえば最近童話関係の本…読んでたな…」といって遠い目をしていった

プロシュートが「…っんのマンモーニッなんでもっと早く言わねぇんだ!」といってナランチャを叩くと直ぐにナランチャは「いてっ(>_<)何すんだよっ」と頭を押さえた

取り敢えず両方の箱から中身を出したら箱の底の方にはマジックで

大きい方には『特徴』小さな方には『死因』と書かれていた
ナランチャとプロシュートが「「なんだこれ」」といってナランチャがガラスの破片と蛙、プロシュートが林檎を手に取ると
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