jojoの奇妙な冒険
□◇◇★◇◇(五部)
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プロシュートは悩んでいた 今まで何人もの女性と付き合ってきては此方からフったりしてはいるが今回ばかりは勝手が違う
相手が同じ男でありしかも年下なのもあるが何より本気だった
年齢より大人びてる少年はふとした事で少年らしい顔になる時がありその顔を独占したいとプロシュートは思うようになり、恋と気付いた
思ったら行動に移すプロシュートは直ぐ様焦がれている少年-ジョルノ-に薔薇と指輪を添えて告白した勿論愛のセリフも完璧で、堂々とジョルノにプロポーズしたのだ
しかしジョルノはそれを断り、折角用意した薔薇を近くにいた部下にアジトの廊下に活けとけといって指輪はジョルノのスタンド『ゴールドエクスペリエンス』で命を与えられてしまった
それを見ていたペッシが憤慨しジョルノを怒るとジョルノは一言仕事があるといって本当に仕事をしに行ってしまった
プロシュートは今まで自分がフった女性もこんなに悲しい思いをさせたかもしれない、だが今は“ジョルノの事を諦められない”と考え、違う手を考えているのだった
なにがいけなかったのかを考えてみる。先ずは男同士だからだろうか?確かに其ればかりはいくらなんでも変えられないが、世の中そういう趣味の人間はいくらでもいる。
ジョルノ自身も男同士の恋愛に偏見はないと前にいってた
次に顔や性格、地位を考えてみる。
プロシュートは自身の顔は決して醜くはないと自負している。性格も割と慕ってくれるやつが多い。
地位は確かにジョルノの方がはるかに上だ。パッショーネという巨大なギャングのドンであるジョルノは発言一つで海や山を買える位は地位や名声がある
プロシュートだってそこそこの地位だがやはり比べる物の格が違いすぎる
それでもプロシュートは自分に向けるふとした事で笑顔を向けるジョルノが好きになったのだ
だからきちんと『ジョルノを一生かけて護りたい、一人の男として護らせてくれ愛してる』といって左手の甲に軽く触れるだけのキスをしたのだ
このセリフだって薔薇や指輪だって精一杯用意した物だ
何がいけなかったのか検討が付かず、プロシュートは悩んでしまう。