□第四章
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「にゃーん」
匡祥の寝室に入っていった紗輝は、真っ先にさっき買った紗輝用のベットにダイブした。
もふっ
そんな音がするくらい、紗輝は、ベットにダイブした。
身体をくねらせてベットに自分のにおいをつけているようだ。
何分かその行為を繰り返したあと、紗輝は、自分の手でベットを器用に整えてドスッと寝た。
どうやら気に入ってくれたようだ。
「紗輝、ちょっと買い物に行ってくるな」
「にゃん」
匡祥は、さささっと買い物に行く準備をして家を出た。
匡祥がむっかたさきは、家の近くにあるスーパーだった。
匡祥は、決まって日曜日の午後3時にこのスーパーに買い物に行く。
それは、日曜の午後3時に匡祥の大好きな、お刺身が安売りしているのだ。
普通のスーパーでは、なかなかない時間に安売りをしているので、匡祥もこのスーパーにここ最近通っている。
いつもは、一人分のお刺身を買うのだが、今家にいる紗輝のことも考えてマグロの小分けパックを買った。
「紗輝って、マグロ食べれるのかな?」
買ってからきずいたが紗輝は、マグロを食べれるのだろうか?
さっき買った、キャットフードは、かつお味だったような気がする。
「まぁ、いいか」