□第三章
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匡祥家の、朝ごはんは、焼き魚、味噌汁、サラダ、ご飯、くだものというthe和食といった感じだった。
いつもは、TVのNEWSの音が聞こえる匡祥の部屋に今は、猫の声と匡祥の声が聞こえている。
寝室のベットの下で匡祥が作った、特製ねこまんまを頬張るのは、昨日路地裏に置いてあったダンボールの中にいた白猫。
紗輝
「よし!ごはんもたべおわったことだし、何か買いに行くか?」
「にゃん」
それから、準備をして紗輝をカバンに入れて家を出たのは、11時。
家から駅へむかって10分ほど歩くとペットショップがある。
匡祥たちは、そこへ向かうつもりだ。
「綺麗だね〜紗輝!」
「にゃ?」
今日は運がいいことに6月の梅雨の時期には珍しい、晴天だった。
六月というのに、気温はもう夏なみ…
しかも、梅雨なので、湿度が高く、むしむししている。
歩いていると、すぐにペットショップについた。