Dグレ

□絆。
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「…お前ら何やってるんだよ」
「ティキ…!」

二人に片方づつ肩を掴まれ揺さぶられつつ、一方的な愚痴を聞かされてたところに仕事帰りとみられるティキが姿を現した。
そしてジャスデビの姿をみると、

「あれ、お前らなんか汚ねぇな」

と帽子を取りつつ、そして何かを察するように息を吐くと同情するように言った。

「…お前ら…またクロスに逃げられたんだな。」

あ、ティキそれ禁句。
という言葉を言う前に、ジャスデビは私の肩をはなして今度はティキに掴みかかる。
ギャーギャーと言い合いが始まり、一気に賑やかになる部屋。

「ちょ、名無し、助けてくれ」

ティキのヘルプの申し出に私はため息をつくと、本をテーブルに置いた。

「ジャスデビ、ティキにキレる前に千年公に報告してきたらどうですか?」

効果音をつけるとしたら、ピシッだろう。
それくらい、双子の空気が固まった。









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